
今回の旅の目的地は箱根湯本。
「県を跨がずに行ける温泉地というと限られるなぁ」とボヤきながら旅館を検索していましたが、箱根や湯河原といった温泉地を擁す神奈川県は恵まれていますよね。贅沢言うな。
大磯から箱根湯本は、まともに走ると30分ほどであっという間に到着してしまいます。まだチェックインまで間がありましたので、宿を通り越して畑宿にある「甘酒茶屋」へ。
引き戸を開けると広い土間。まだまだ箱根は冷えますからストーブがデンと鎮座し、囲炉裏にも薪がくべられていました。明るくし過ぎず古民家らしいぼんやりとした明かりと暖かさの中で甘酒をいただきます。
名物の甘酒と力餅。砂糖を使わないノンアルコールの甘酒は、素朴な甘さですが滋養たっぷりといった優しいお味。美味しいですわ。そして力餅も柔らかくて美味しかった。さっき大磯でたらふく食べたのに、みなペロリと平らげました。
甘味を堪能して時間調整してから、今回お世話になるお宿「ホテルおくゆもと」さんに到着。
旧街道から須雲川方面に下ったところにありますが、施設が道路からも対岸からもよく見えない場所にあるので、隠れ宿といった趣き。
ロビーもなかなかおしゃれです。8階建てで、ロビーは7階にあります。食事処が8階で、大浴場は1階。2基あるエレベーターは高速で上下移動がすごく快適。8階にある展望スペースからの眺めが素晴らしい。
今回用意していただいたのは602号室。和洋室仕様です。本来は足の悪い高齢者に喜ばれるベッドですが、我が家では子供達が喜ぶので和洋室を選んでおります。
温泉旅館たる証しともいえる卓球台。広~い畳敷きの宴会場に、ぽつんと置かれておりました。30分300円。食べてばかりで全くお腹が減らないのに、夕食の時間が迫っておりましたので、次女と卓球勝負しました。父の威厳は保たれました。
お楽しみの夕食タイム。8階の食事処でいただきます。間仕切りのある半個室、しっかりグループ間の距離も取られております。
ちなみに感染予防ということで、夕食は20時まで。後ろが決まっておりますので、開始時刻が自然と早くなり弾力性も少なくなります。17時半スタート or 18時スタートのいずれかを選んでくださいってことでした。
この少し早めの夕食時間から逆算して朝から食事時間をびっちり決めて臨みましたので、美味しく完食できました。
旅館らしい和風の料理にお造り、鍋などが用意された上に、注文制のライブキッチンが用意されているのがユニークでした。牛肉、豚肉のステーキや数種類の天ぷらが頼み放題の食べ放題でした。しかも焼きたて揚げたてで、すこぶる美味しい。ビールが進んで仕方ない。
ライブキッチンの他に、バイキング形式でフルーツやデザートといったモノも用意されていました。マスク着用と使い捨てのビニール手袋着用にて。ティラミスが美味しかったらしいですが、私の別腹はビールで満たされておりましたので。
朝食も夕食を踏襲しておりまして、細々とした和食料理のお重にアジの干物、お味噌汁にご飯に加えて、ライブキッチンにてクロワッサンとフレンチトーストが頼み放題でした。その他にも各種飲み物や温泉玉子に納豆、ヨーグルトにフルーツといったところも自由にテーブルに持ってきてOKでした。
お重の料理と干物、ご飯とお味噌汁だけでもうお腹いっぱい。美味しいコーヒーをのみながら、目の前で妻と次女が次々にフレンチトーストを平らげていく姿を眺めておりました。見てるだけでお腹がはちきれそう。
そうそうお風呂。少しぬるめかなぁと思って浸かっていると、すぐに身体の芯からポカポカしてきます。気持ち良かったなぁ。大浴場の内風呂から露天風呂までの通路が気持ち長いので、中で充分に温まってから行った方が良いです。学習しました。ちなみに部屋の中のお風呂も温泉なので、部屋でじっくりと箱根の湯を愉しむこともできました。
朝ご飯をいただいてすぐにチェックアウト。本当は11時チェックアウトなので、ゆっくりできるお宿なんですけどね。天気も良くなってきて観光もしたかったですが、月末に2日も仕事休めないし仕方ありません。
駆け足の箱根でしたが、子供達も妻もとても喜んでくれました。いや私が一番リフレッシュして楽しんでいたかも。
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