2021-06-08

CPAP治療始めました

CPAP初日

いよいよCPAPによる睡眠時無呼吸症候群の治療を始めました。

先月末に自宅にて行った睡眠時無呼吸症候群の検査結果(参考:睡眠時無呼吸症候群を自宅で検査 )が出たということで主治医のところへ。

結果は予想通りいや予想以上に思わしくないものでした。一晩で250回無呼吸状態になり、平均で24秒、最長で70秒も息が止まっていたと。深い睡眠時であっても、息が止まる度に覚醒近くへと引き戻されるので、眠っているようで充分には眠れていない状態。症状の程度を示すグラフによると重症を示すレッドゾーンに差し掛かる辺りでした。

【睡眠時無呼吸症候群】
睡眠中に無呼吸を繰り返すことで、様々な合併症を起こす病気。

【疫学】
成人男性の約3~7%、女性の約2~5%にみられます。男性では40歳~50歳代が半数以上を占める一方で、女性では閉経後に増加します。

【発症のメカニズム】
空気の通り道である上気道が狭くなることが原因です。首まわりの脂肪の沈着が多いと上気道は狭くなりやすく、肥満はSASと深く関係しています。扁桃肥大、舌が大きいことや、鼻炎・鼻中隔弯曲といった鼻の病気も原因となります。あごが後退していたり、あごが小さいこともSASの原因となり、肥満でなくてもSASになります。

【症状】
いびき、夜間の頻尿、日中の眠気や起床時の頭痛などを認めます。

【治療】
CPAPが標準的治療とされています。CPAPはマスクを介して持続的に空気を送ることで、狭くなっている気道を広げる治療法です。

【生活上の注意】
肥満者では減量することで無呼吸の程度が軽減することが多く、食生活や運動などの生活習慣の改善を心がけることが重要です。アルコールは睡眠の質を悪化させるので、晩酌は控える必要があります。

【予後】
成人SASでは高血圧、脳卒中、心筋梗塞などを引き起こす危険性が約3~4倍高くなり、特に、AHI30以上の重症例では心血管系疾患発症の危険性が約5倍にもなります。しかし、CPAP治療にて、健常人と同等まで死亡率を低下させることが明らかになっています。


睡眠時無呼吸症候群の概要を転載しましたが、本当に思い当たることしかない。自堕落を思い知らされます。というわけで否も応も無し。即座にCPAPによる治療を始めることとなりました。

CPAP始めます

CPAP治療をお願いしてから数日後、検査機器と同じフクダ電子さんがCPAP機器を持ってきてくださり、その使用方法や手入れの方法など実際に機器を作動させながら丁寧に説明(30分ほど)してくださいました。

CPAPは以前ネットで見かけていたものよりも、かなりコンパクト。年々小型化や改良が進んでいるんでしょうね。装着するマスクに関しては一般的な鼻マスクを先ずは使用してみることとしました。

鼻マスクは鼻呼吸をしないといけないので、慣れが必要ですので頑張ってくださいとのこと。細かなパラメータ設定などはササッとして下さり、使用者が誤って設定を変えないようにロックまでしてくださいました。使用者はマスクを装着して鼻呼吸を始めるだけでCPAPが自動的に送風を開始し、起床して鼻マスクを外せば5秒後に自動的に送風停止するフルオート仕様。コンセントを抜く必要も無いけれど、抜いても設定などはリセットされないのでご自由にと。

すげぇな、CPAP。

鼻詰まりや口の渇き、どうしても口呼吸になってしまうという場合は口まで覆うフェイスマスクもあるそうですが、肌に密着させ続けることが難しいとのこと。ちなみに保湿機能はオプション扱いでした。

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CPAP初夜。鼻マスクを装着し、緊張しながらいつもより早め(21時)に床に着きました。鼻呼吸、出来るつもりでいましたが、マスク内にどんどん空気が送り込まれてくるので吸い込むのは容易ですが、鼻から息を抜く際は圧に負けてしまう感覚になります。

しばらく悪戦苦闘していましたが、いつの間にか眠ってしまい、5時間後(2時)に目が覚めました。いつもの夜なら就寝から2~3時間で一度目が覚めるのですが、一気に5時間も眠れたのですから効果はあるかも知れませんね。目が覚めたから一旦トイレへ行って、再び寝床へ。またしばらく鼻呼吸と悪戦苦闘しているうちに眠ってしまいました。

私の寝室は東向き。朝の明るさでやんわり目覚めるように遮光カーテンは引かずにレースのカーテンだけにしていますので、朝5時くらいに何となく目が覚めました。いつもより頭が重たくないような気がします。が、残念ながら「あ~よく寝た~スッキリした~」っていう劇的な自覚もありませんでした。

まぁ今はCPAP治療が頼みの綱ですから、あいうべ体操で早く鼻呼吸に慣れてこの治療を続けていきます。もちろんお酒と脂肪の量も減らす努力していきます。

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