青いアイリングとくちばしが愛嬌たっぷりで、ホイホイホイ♪と締めくくる鳴き声も可愛い夏鳥『サンコウチョウ』。
自宅からクルマを1時間ほど走らせれば、そんなキュートなサンコウチョウを高確率で見られるフィールドがあるんです。そりゃやっぱり行きますよね。
訪れたのは八王子城跡。
本丸の麓の管理棟近くに無料駐車場(確か9時~17時)があります。冒頭の写真でお分かりのように、私と同じサンコウチョウ目当てのバードウォッチャーが参集しておりますので、10時半頃に到着しましたが9割がた駐車スペースは埋まっておりました。ちなみに時間外の早朝などにバードウォッチングを楽しみたい方用に、少し離れたところに臨時駐車場(常に開放)も設けられています。
本丸方面に進まれる方は管理棟向かって左側の登山コースですが、サンコウチョウを観察する場合は左側の城山川方面へ降りて行きます。
ヒヨドリ
ミヤマカワトンボ
城山川沿いによく整備された遊歩道が続き、背の高い杉などの木々が太陽光線を遮りひんやりと涼しく、とても快適に探鳥や自然観察が出来ました。真夏でもここなら探鳥が楽しめそうです。
アナグマ
サンコウチョウは水場のある暗い(深い)杉林を好むそうで、たくさんのバーダー達が城山川を挟んだ川のほとり側と山側に陣取って出待ちしていました。
ただ一般観光客の通行の妨げにならないように、サンコウチョウの出待ちをするバードウォッチャー用の仮設スペースを作ってくれていて、両者に配慮されているのがとても素晴らしいと思いました。
しばらく山側から双眼鏡でサンコウチョウを探しますが、動きも鳴き声も無いので移動して他の野鳥を探すことに。
マタタビ
ホトトギス
曳橋を渡り段差がきつい虎口をのぼって御主殿跡へ行ってみると、森からよく通るホトトギスの鳴き声が聞こえてきました。声を頼りに双眼鏡で探してみるとだいぶ遠い木の、枝葉の奥で懸命に鳴くホトトギスの姿を発見。残念ながらピンボケばかりでしたが、いちおう記録写真は撮れました。
御主殿跡から城山川脇の遊歩道に戻り、探鳥しながら森の奥へ。途中聞きなれない野鳥の鳴き声を何種類か耳にしましたが、識別できるスキルも検索する通信環境(ケータイ繋がりません)も無い状況で....まぁ仕方なし。
人があまり足を踏み入れないのか、そろそろ遊歩道が雑草で細くなり、木々も覆いかぶさるようになってきたので、上空にハチクマらしき鳥影を観察したところでUターン。
今度は川のほとり側のサンコウチョウ観察スポットへ。どうやらピンポイントでサンコウチョウが見える場所や角度があるようでしたが、ずっとその場で出待ちしていた方々を押しのける無粋なこともしたくなかったので、今回は運が無かったと諦めました。せめてホイホイホイ♪とひと鳴きでもしてくれたら嬉しかったんですけどね~。
悲しいお話しが伝わる御主殿の滝に手を合わせて、しばらく滝を眺めてから帰途につきました。
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