休日。まさかの3週連続「八王子城跡」遠征となります。妻にも可愛いサンコウチョウを見せてあげられると良いのですが。
9時半現着。曇り模様、時折雨もぱらつく。何にも増してすごい湿気で、川からうっすらと霧が発生していました。
城山川沿いの林道を歩き始めるとすぐに近くから「ホイホイホイ♪」の声。必死に探しますが、小さいうえにひらひらと音もなく盛んに動き回りますので、その姿を捉えるのはなかなか難しい。そうこうしているうちに鳴き声が遠ざかっていきました。
その後も川のほとり側、山側からも前回サンコウチョウを観察できた杉林を中心に丹念に探しますが、鳴き声も気配もなくなりました。
キビタキ
山側から双眼鏡でサンコウチョウを探していると、キビタキがさえずりながら姿を見せてくれました。いつも声だけで、その姿を見られたのは1年ぶり。
散歩しながら探鳥スタイルの自分たちにしては珍しく、待ちの探鳥で2時間半ほど粘りましたが、キビタキの姿が見られたタイミングでサンコウチョウは諦めて駐車場へと戻り始めました。
ホイホイホイ♪
帰り際、林道入口付近に差し掛かったところで、朝と同じ杉林からサンコウチョウの鳴き声が聞こえてきました。すると遂に長い尾羽をなびかせながら、枝から枝へと移動するサンコウチョウの姿を観察できました。
本当に短い時間でしたが、妻もしっかりと観察することが出来たようで「尻尾が長くてかわいい」と喜んでくれました。姿を隠した後もたくさん可愛い鳴き声を聴かせてくれました。
連れてきて良かった。
管理棟前の大きな木にカラ類の混群が大挙して飛来、キビタキのテリトリーだったようで警戒音のようなさえずりを繰り返しておりました。まぁ多勢に無勢ですけどね。
そんな小鳥たちの諍いを眺めていたら、頭上をサンコウチョウが通り過ぎて行きました。サンコウチョウも今一番忙しい時期なのかも知れません。
最初は運に恵まれなかったけど、キビタキが現れてからツキが回ってきたような気がしたので、八王子城跡からクルマで20分ほどの神社へライファーの野鳥を探しに行きました。(西側の橋を渡り境内東側に2台の駐車スペースあり)
先ずはさておき、しっかりとお参り。お目当ての鳥さんが見られますように。
立派な杉林を擁する由緒正しい神社。やはりツキが回ってきているようで、先にいらしたバーダーの方がその野鳥の場所を教えてくださいました。いきなり来て自力で見つけるなんて至難の業ですから助かりました。
ひゃ~!アオバズク!
青葉の季節にやってくる夏フクロウ。初めて見ることが出来ました。
写真で見ると目が少し怖いかも知れませんが、お腹はフクフクしてるし、あの目も実際に見るとクリクリしてて、とても可愛いフクロウでした。見られて嬉しいなぁ。
日中は眠いでしょうし、何枚か撮らせてもらって、バーダーさんにお礼を言っておいとましました。
お昼がてら美味しいお野菜を買いに、神社からクルマで20分ほどの道の駅「八王子滝山」へ。広々としていて物産品もたくさん品揃えし、目移りしてしまいます。道の駅って楽しいよね。
先ずはお昼。煮豚のおひつが付いたお蕎麦をいただきました。コシが強くて瑞々しいお蕎麦、美味しかった。お蕎麦もおひつもボリュームたっぷりで満腹。わらび餅も食べる予定でしたが、胃袋のスペースが無くなってしまいました。大満足。
実はこの道の駅でも野鳥観察が楽しめました。自販機スペース、手を伸ばせば届きそうなところにツバメの巣が3つありまして、可愛いヒナ達への給餌シーンを目の前で見ることが出来ました。
大きくなって巣に収まり切れなくなってるヒナ達がいるかと思えば、孵ったばかりでまだ弱々しい小さなヒナ達、卵を抱いて温めているつがいなど内容も素晴らしかったです。
何より人間とツバメの信頼関係が尊くて、ほっこりした気分になりました。締めくくりも完璧で良い遠征になりました。
~ 観察記録 ~
ガビチョウ、ヒヨドリ、ウグイス、サンコウチョウ、コゲラ、エナガ、シジュウカラ、ハシボソガラス、キビタキ、ハクセキレイ、ヤブサメ、ヤマガラ、メジロ、キジバト、アオバズク、ツバメ
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