6月のうちに梅雨が明けて、一気に真夏。身体がおっつかない、しんどい。ってことで避暑を兼ねて夏鳥を探しに富士山へ。赴いた先は高鉢駐車場。
オオルリ
高鉢駐車場に着くなり、オオルリが高い木の上でさえずっている姿を観察。いつも声だけだったから初めてその姿を見ることが出来ました。
駐車場から富士山自然休養林の林道へ。
林道に入るなり『熊出没注意』の貼紙。そんな覚悟も無いまま訪れてしまったので熊鈴も撃退スプレーも持ってません。かなりビビる。
森の中は下界の酷暑が嘘のように涼やかで快適そのもの。野鳥を観察できないとしてもきれいな空気と美しい苔の様子を観察するだけでリフレッシュできます。
しばらく林道を進むと涸れた沢の倒木にとまって元気にさえずるミソサザイを初観察。すぐに飛ばれて写真は撮れず。残念。
アサギマダラ
林道は途中、倒木で通行困難に。クマも怖いのであまり森の深くまで足を踏み入れずに引き返してくると、林道入口付近でひらひらと舞うアサギマダラ。綺麗な蝶です。この個体が飛んだ先を追いかけていくと、さらに数頭のアサギマダラ。秋には長旅に出掛けるんでしょうね。
林道から駐車場に戻るとトイレの脇の大木のてっぺんでオオルリがさえずっていました。色々なところで目を皿にして探していた野鳥ですが、行くところに行けば普通に見られる夏鳥なんですね。
高鉢駐車場から少し下山して水ヶ塚公園へ。
暑気払いに富士山ソフト。冷たいのが何よりご馳走でしたが、青い部分はバラの味だろうか、ちょっと不思議なテイスト。
富士山スカイラインを渡って、前回は探鳥しなかった林道へ。
ここも野鳥のさえずりよりもセミの大合唱がすごかったです。ヒグラシの鳴き方に似ているけれど、ちょっとカエルの鳴き声も混ざるようなセミの姿を見つけてやろうと躍起になりますが、全然見当たりません。
夥しい数のセミが鳴いているのに、抜け殻もまったく見当たりません。どうなってんだろ?もしかして木の上で鳴いているのはセミじゃなくてカエル?
エゾハルゼミ
不思議に思っていると地面を移動するセミを発見。こいつが鳴いていたのか。ヒグラシっぽいけど、明らかに鳴き方は違うしエゾハルゼミってことにしておこう。いくら探しても見つからなかったのは、幹や枝じゃなくて葉っぱに引っ付いていることが多いらしい。探す先が違ったのかも。
クロマルハナバチ
この林道もあまり深くまで進むと迷子になりそうだったので、適当なところで引き返して駐車場に戻ってくると、道路わきの林や藪からコマドリのクリアな鳴き声が聞こえてきました。妻が痺れを切らすくらい粘りましたが、鳴き声だけで姿は見えず。残念だけど、声を聞けただけでも嬉しいもんです。ここにいることが分かったんだから、いつか観察できるだろう。
~ 観察記録 ~
オオルリ、キビタキ、ミソサザイ、アオバズク、ヒガラ、ツバメ、 アサギマダラ、キジバト、ハシブトガラス、コマドリ、トビ
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