前回の続き。病院での診察を終えた妻とニューグランド付近で落ち合い、「美味しいお昼が食べたい」というリクエストに応えるべく一気に南下。
たった3週間でまた来てしまいました。三浦半島南端は松輪の江奈漁港内にある『地魚料理 松輪』さん。いやぁリピート早すぎだし、わざわざ松輪まで行かなくても山下公園界隈にも美味しいお昼はいくらでもあるんですけどね。まぁそれだけこのお店の美味しさにインパクトがあったということです。
12時半頃に現着。前回にも増して港内駐車場は釣り客で大賑わい。次々と釣り船が戻ってきては代わる代わる釣り客を降ろしていきます。そして釣り客は今日の釣果をせっせとクルマの荷室に積み込んだら、さっさと港から移動していきます。釣りの余韻に浸ったりしないのは、魚が新鮮なうちに帰りたいからでしょうか。
さて地魚料理 松輪さん。前回は土砂降りでお客様も少なかったのですが、夏を思わせる好天のこの日はなかなかの繁盛ぶり。テラス席も含めて7割がた埋まっていました。
今回は私がわかめの味噌汁をプラス150円であら汁にグレードアップした刺身三種盛り、妻が焼魚付きの潮風を注文。
前回同様、焼魚はタチウオでしたが、これが絶品なのです!いい塩加減でふっくらと上手に焼かれています。この焼魚が忘れられなくて再訪したと言っても過言じゃないくらい。
もちろん地魚の刺身も最高です。旨みたっぷりなうえに、生臭さとは一切無縁の新鮮さ。案外、刺身って途中で飽きたりしますが、そんなこと一切ない美味しさです。
手作り!って感じのごま豆腐も美味しかったなぁ。茶碗蒸しもお漬物もあら汁も味噌汁もどれもこれもやっぱりはずれなし。全部美味しい。白飯足りない。
そして今回はお店の方の「黄金あじ入ってます!」という言葉を聞いて、ノータイムで黄金あじフライを注文。前回はお土産にしたから結局、あじフライ食べられなかったし。(「黄金あじ」とは回遊性の黒っぽいマアジではなくて、地に根付いたマアジで金色を帯びるらしい)
前回のあじフライ大よりもこぢんまりしていますが、サクサク衣に包まれた黄金あじの身はとろけます。味は濃厚でこれまたうっとり。いやぁ白飯泥棒ですわ。最高最高。三浦まで来て良かった。
地魚料理 松輪さんの裏手の磯。男性的で荒々しいですね。潮だまりにタコの一匹もいそうだなと、食休みがてらしばらく探してみましたが、フナムシしか見当たりませんでした。
もちろん、江奈湾を挟んだ向こう側の干潟にも足を運びました。今回もタイミングが良かったようで、狭いながらも干潟が出来ていました。
ホソウミニナ以外にも生物がいるんですけど、分かりますか?
チゴガニ
小さくて可愛いチゴガニが盛んにばんざい体操してました。白いハサミを一所懸命に動かしてくれるので、ほんとに小さいんですけど思ったより見つけやすいです。ってことは捕食もされやすいんじゃないのか...
ヒドリガモ
春の渡りのシーズンはもう終わりに近いからなのか、シギやチドリの類いはおらず。その代わり、この時期に留まっていることに違和感を覚えるカモがつがいで過ごしていました。
カモに関しては地元の川のカモの様に複雑な要因が絡んできますので、この時期にこの場所で観察できたのはどうしてだろう?とか詮索し始めると大変だということを学習しましたので...
カモにはカモの事情がある
っていうスタンスで観察したよって記録だけ残しておくことにします。葦原の方からはウグイスの声だけしか聞こえてきませんでしたので、あまり探鳥は深追いせずに帰途へ。
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