湿性花園をぐるりと回るともうお昼。ひとまず次の目的地に向かう途中のどこかで...とクルマを走らせるや否や、ちょっとお高級な佇まいの福風さんが目に留まりまして直感を信じて福風さんで。
お店の看板メニューとおぼしき『鯛とろろ』と『天ざる』。穏やかな味付けが嬉しいお年頃、とても美味しくいただきました。藻塩でいただく天ぷらは非常にサクサク。なかなかのボリュームでお腹いっぱい。ごちそうさまでした。
箱根に来ると大涌谷に立ち寄りたくなります。雄大な景色、温泉(硫化水素)の香り、噴気の激しさ、名物黒玉子やソフトクリームも美味しいですしね。
温泉造成塔。噴気の勢いはいつ見ても凄まじい。
箱根ロープウェイを利用すると、大涌谷の温泉造成ゾーンを空中から眺めることが出来るんですよね。結構な費用がかかるので、一度乗ればもういいやって感じになりますけどね。
大涌谷は2015年に火山活動が活発化して立ち入りが禁止されたりしまして、規制が解除されてからも自然探勝歩道は閉鎖されたまま。
それ以前は自然探勝歩道を登って、黒玉子を作る様子を見られたり、その場で黒玉子を食べたりできたんですけどね。そこに見えているのに、楽しかった家族の思い出をなぞることが出来なくて悲しい。まぁ以前から噴気ガスの危険性が示され自己責任での散策でしたから、令和の世ではもう一般開放はされないでしょうね。
大涌谷の次は今度こそ本当の涼を求めて、箱根園のロープウェイにて駒ケ岳山頂を目指しました。
年季が入りすぎてちょっと心配になるような山頂駅を降りると、箱根元宮がぽつんと見えます。君の名は。の世界を少し彷彿とさせます。まぁあちらはクレーターですけどね。
ま、それはそれ。この場所は子供達との楽しい思い出がある場所なのです。妻と昔話に花を咲かせながら山頂を散策。
なんと、駒ケ岳山頂にはキジのつがいがいました。驚き。
あ、そうそう箱根元宮さんは戸がぴしゃりと閉められ、お賽銭も出来ませんでした。コロナ禍とはいえ放置された感がすごい。
そうそう肝心の涼しさ。いつも来るたびに寒いくらいだったし、山頂の気温15℃って表示されていたので、寒さ対策で上着を羽織ってロープウェイを降りたんですが、太陽光が照りつけ風も無かったので暑かったです。
ロープウェイで下山し、箱根園の芝生で草をはむ可愛いポニーを眺めて癒されてから、芦ノ湖畔へ。陽が傾き始め、湖を渡る風が心地よく、帰る段になってようやく箱根らしい涼を感じることが出来ました。
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