ツバメ
目の前の駐車場の目立たないところ、しっかり雨風凌げる場所にツバメの巣があります。カラスやネコはもちろん、公共施設の敷地内なので人の目にも付きにくい最高の場所です。
日の出から日暮れまで忙しそうにツバメがこの巣に行き来しています。でもどうも見ているとつがいの2羽以外にもう1羽、この巣に出入りしているようです。普通なら諍いが起こるべき状態だと思いますが、つがいの2羽はこの意味不明なツバメに敵対心を抱いていない様子で、一緒に仲良く電線に留まってさえずっていたりします。
ここで巣立って成長した兄弟でしょうか?巣の所有権を穏やかに交渉している?そんなわけないよねってことで、検索をかけてみると『ヘルパーツバメ』という言葉が見つかりました。
ヘルパーツバメに関しては諸説あるようです。まだ繁殖時期でない若鳥が繁殖の見習いとして...とか、繁殖のつがいを形成できなかった未婚者や繁殖に失敗した個体が...などです。『若いツバメ』の語源はこのヘルパーツバメか?とシナプスを勝手に繋げて興奮しましたが
奥村博史「静かな水鳥たちが仲良く遊んでいるところへ一羽のツバメが飛んできて平和を乱してしまった。若いツバメは池の平和のために飛び去っていく」(平塚らいてう - Wikipedia)
若いツバメは身を引くんだから意味合いとしては真逆か。そもそもヘルパーツバメが若いオスとは限らないしね。まぁ合理的な自然界のことですから、繁殖中の雌雄に万一のことがあった時のバックアップ要員的な意味合いだったりするのかもしれませんね。
マガモとカルガモ
今朝の入江川の様子。「あれ?まだマガモがいるの?」って撮影しました。ここいらの池や河川では、留鳥のカルガモを除いたほとんどのカモ類が、北へと渡りもしくは移動を終えていますから。
撮った画像をよく見ると、行動を共にしているのはマガモのメスではなくカルガモ。もしかしてカルガモに恋したマガモのオス(生殖羽)は、自身の習性を曲げてここでカルガモと繁殖を願っているのだろうか。マガモとカルガモの交雑は珍しくないようだし。
いやいやこの角度では、そもそもこのカルガモがメスかどうか識別は出来ないしなぁ。たまたまマガモがもっと南から移動する道中でちょっと休んだだけかもしれないしな。しっかりマガモに見えて家禽化されたアヒルって可能性や、そもそもこのマガモに見える個体が交雑種ってことも。カモの世界は奥深い。
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