緊急事態宣言最終日。台風接近で午後から天気が崩れるとの予報だったので、あまり遠出せずに初秋の谷戸を満喫しつつモズが観察できたらいいなと舞岡公園へ。
手作りのオリジナルかかしが田んぼにたくさん設置されていました。10/17まで人気投票を行っているようです。どれも丁寧に作られていて順位をつけるのはかわいそうですが...
このアマビエちゃんのインパクトと可愛らしさに勝るかかしを見かけなかったです。
秋の野草が可愛らしい花を咲かせ、黄色に黒に茶色にと色とりどりのチョウが飛び回り、田んぼではたくさんの青と赤のトンボ。まさに日本の秋の原風景。
ホトトギスの花が盛りのようで路傍のそこかしこで咲いていました。「実家の庭にも咲いていた」と懐かしみながら妻は何枚も写真を撮っていました。新幹線でたった2時間の距離なのに、コロナ禍で妻は2年近く帰省できていませんから、ちょっと胸が痛くなりました。
丘を登って明学沿いの尾根を鳥の影を探しつつ歩いていると、突然ひらひらと美しいチョウが目に入りました。
アサギマダラだ!
秋になると越冬のため、日本から南西諸島や台湾に渡るチョウとのこと。あんなに軽くてやわな翅で海を越えて何千キロも離れた場所まで移動するんだからすごいなぁ。(参照:wiki)舞岡公園でも観察記録が多くあることは知っておりましたが、よもやよもやです。
なんとか撮影しようと試みますが、ひらひらと不規則に飛翔する上に、こちらは200~800mm相当の望遠レンズで追ってますから...
無念!撮れませんでした
シャッターを切るチャンスが訪れないまま、木々の奥へと消えていきました。でもあの美しいチョウが目の前で舞ってくれたんですから、それだけでも幸運なことです。その後も園内でキョロキョロと探しましたが、アサギマダラはあの子一頭だけでした。
気を取り直して瓜久保を経て、向かい合った池(宮田池とさくらなみ池)のゾーンへ。泥が流れ込んで池が茶色くなっていました。水面がこんな状況じゃカワセミはいないだろうなぁ。
いました、普通に。水中なんて見えないと思うんですが、水に飛び込んで身体を茶色くしながらも、小魚やエビなどを見事に捕らえていました。さすがはキングフィッシャーだ。
カルガモも池の濁りを意に介していないようで、10羽ほどが泳いでおりました。
野鳥探しに夢中な夫の一方で、妻は野草図鑑を片手に園内の野草を観察・撮影して記録していました。
観察したい対象が異なるので、歩くペースも異なります。一緒に仲良く歩く必要もありませんが、やはり自然観察をしながらだとふたりの会話も弾みます。またいつもバードウォッチングに付き合ってくれていた妻が、野草観察にハマり始めたのはとても喜ばしいことですので、私がもう少しペースを合わせる必要がありました。反省して改善します。
フクロウとウサギの道祖神とともに『様々な生き物たちと 共にあることを 大切に』の石碑。舞岡公園は良いところだなぁ。もう少し秋が深まったら、紅葉見学方々また訪れよう。
~ 観察記録 ~
ハシブトガラス、コジュケイ、キジバト、シジュウカラ、コゲラ、トビ、ガビチョウ、ヒヨドリ、ヤマガラ、メジロ、ウグイス、アサギマダラ、カルガモ、カワセミ、アオゲラ
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