身の回りの自然をじっくり観察していると、だんだん愛着が湧いてきて覗き見も楽しくなってきます。ただ観察対象が野鳥と野草だけでも大変なのに、コケにまで手を出したら...どうなるんでしょうね。ではルーペも持って観察に出掛けてみましょう。
お参りがてら自然観察に訪れたのは鎌倉の浄妙寺。美しく整えられた日本風の境内に、イングリッシュガーデンを愛でながらアフタヌーンティーやランチなどが楽しめる『石窯ガーデンテラス』が同居しているのが特徴的なお寺さん。
ウマスギゴケ
本堂に続く参道の傍らにさっそく美しいコケがたっぷりと。
まずはコンパクト三脚をつけたコンデジをコケの傍らに置き、マクロモード・ISO100・セルフタイマー2秒でコケを接写。
ウマスギゴケ
絞るのを忘れてた。低位置からの広角マクロは小さな世界に入り込んだような一枚が撮れるんですが、なかなか効果的な場所にカメラを設置できませんでした。現場でやってみないと分からないもんですね。
ウマスギゴケ
スマホのカメラレンズとBeLOMO10倍ルーペを密着させて同じコケを撮影。お気軽お手軽に小さなコケを大きくクリアに美しく撮れますが、ピントゾーンが極狭な上にちょっと図鑑的な写真になるので修行が必要ですわ。
ウマスギゴケ
マイクロフォーサーズ規格のカメラとレンズ、800mm相当でテレマクロ風に撮影し、トリミングした一枚。結局これが一番撮りやすくて、結果も良いようです。鳥や花や蝶にも同じ機材が有効に使えますので、次回の自然観察からはシンプルにG9 + 100-400mmとルーペスマホだけで良さそうです。(野草とコケだけの撮影なら寄れるパナライカ12-60mmがベストかも)
シャリンバイ
フヨウ
ホトトギス
ホトトギスがまさに盛り。そこかしこで満開でした。可愛かったなぁ。
マンリョウ
見慣れた苔むす石畳や地面も、ルーペで覗くと大森林が広がっているんですよね~。
本堂の左、茶屋の奥に石窯ガーデンテラスに続く道があります。
アザミとアカタテハ
坂道を登る道中、振り返ると鎌倉の美しい景色。
ツバキ
ホオジロ
この日、撮影できた野鳥は盛大に枝がかぶったホオジロだけ。ヒヨドリやトビの姿はよく見かけましたが、野草とコケとは目線が違うのでなかなか探し出して撮影とまではいきませんでした。
シュウメイギク
ナンテンハギ
ヤナギハナガサ
石窯ガーデンテラスに到着。以前(レンズに連れられ鎌倉散策)は、この中庭でパンも販売していて美味しくいただいたんですが、この日は販売なしでした。残念。
ボッグセージとツマグロヒョウモン
ボッグセージとウラナミシジミ
パンは食べそびれましたが、そのかわりナチュラルな雰囲気のイングリッシュガーデンを眺めながら美味しいスイーツをいただきました。平日の午前中でしたが、お客様はひっきりなしに入店されていました。人気あるんだなぁ。
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