購入当初は不満ばかりだったニコン スポーツスターEX 10×25ですが、使い慣れてくると見えも悪くないし、なによりコンパクトさは代え難い美点ってことで、バードウォッチングに欠かせない物に。
ところが見口のカップ、繰り出した時に固定する機能が無いのがものすごく気に入らなかったんですが、ちょっとした拍子にポロッと外れて壊れてしまいました。捩じ切った状態になってしまって、油断すると外れてしまう状況。
バードウォッチングを始めた頃に求めたコーワのYF30-8をまたフィールドに持ち出せば良いのですけれど、いかんせんスポーツスターのコンパクトさに慣れてしまったので、バッグに入れて持ち出す気になかなかならない...。
ニコンのスポーツスター10×25もYF30-8も、1万円前後の双眼鏡としては優秀だと思います。でもバードウォッチングという趣味はそうそう厭きそうもないし、そろそろ上のランクの双眼鏡に手を出しても良いかなと。物欲がムクムク膨らみ始めました。
順当なところだと安心安全ニコンのモナークかな。実売4万円ちょい。スポーツスターよりは大きく重くなるけれど、TF8×30よりも軽量スリムになるから持ち出しやすくて首から提げるのも苦にならなそう。
双眼鏡を覗いて鳥の位置を確認し撮影、さらに観察・識別するためにもう一度双眼鏡を覗く。そんな自分の用途だと口径(対物レンズ有効径)30mmも不要かも知れない。もちろん大口径になればなるほど見えや明るさは向上するはずですが、25mm口径のスポーツスターを使っていて、そうした不満を余り感じなかったし。
手堅くコーワやニコンの25mm径にしておけば良いものを、欧州御三家の双眼鏡を調べ始めて我が物欲は暴走を始めます。やっぱり覗いてみたいじゃないですかツァイス。実売4万円半ば。倍率を8倍で妥協すればコストコで3万5千円ほどでセールしてました。
アカンアカン。『どうせなら一生モノ』を言い訳にコンパクトサイズ双眼鏡のハイエンドへと物欲が。珍しい一軸タイプのコンパクト双眼鏡。実売8万8千円ほど。フジヤカメラで中古良品4万8千円っていう出物を発見して気を失いかけました。
ツァイスの双眼鏡を調べていたら、スワロフスキーとライカの競合クラスが気になってくるのは必定。こちら10万円前後。2軸折りたたみでものすごくコンパクト。その美しい見え味は絶品と讃えられています。
バードウォッチングにおいては倍率8倍だと「あともうちょっと大きく見えたら」って場面もあるので、倍率10倍のウルトラビット10×25の方をチョイスしたい気持ちもありますが、その代わり10×25の最短合焦距離が3.2mなのに対して、8×20が1.8mでより近くの物を大きく見られるという点も見逃せない。花や昆虫など近くのものを観察する場面もかなりあるから。
そうそう防水ではなく防滴仕様の廉価版トリノビット(6万円台)というシリーズもあります。ただ双眼鏡の大敵はなんと言ってもカビです。特に鏡筒内部で発生してしまうと目も当てられません。一生モノを求めるのならば、内部に窒素が充填されたモデルの方が安心かなと。
って1万円もしない双眼鏡を使ってた貧乏人が、高級コンパクト双眼鏡を買う気になってるわ。ああ自分が怖い。コーワやニコンにも評判の良い同クラスの双眼鏡がありますし、よく考えましょう。
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