30℃超えの秋分の日。ちょっとしたミスで午前中のバードウォッチングをふいにしてしまったので、日が傾きかけた夕方にいつもの三ツ池公園へ。
いつものように森の散策コースから探鳥開始。ツクツクボウシが盛んに鳴いている。祝日の公園らしく、小さな子供たちの嬌声もそこかしこから聞こえてくる。子供たちを連れて公園で一日を過ごしていた頃を思い出して、少し胸がキュンとする。うちの子たちも可愛かったなぁ。
水の広場から丘の上の広場へと続く長い上り坂の道中で、人に驚いたのか茂みから一羽飛び出した。「ヒヨドリかな」ととまった枝を覗き込むとさらに飛んで、違う木へ移動してしまった。大きさから「キジバトっぽいなぁ」と判断しつつ、姿を探す。
発見。「ん？何かお腹が白いぞ、コムクドリ？」。少なくとも今まで見たことがない鳥だということが分かって色めきだつ。ただほぼお尻しか見せてくれない。
「ああこれがツツドリかぁ、初めて見られたなぁ」とほぼ確信する。ここのところZooPickerやTwitterでもツツドリの画像がよくシェアされていて、こんな色合いでこんなフォルムだったのを思い出したから。
ただクチバシがカギ状になっていることと、やたらと目立つ黄色いアイリングが気になったので、自宅に戻って撮影した画像をもとに図鑑でしっかりと識別することに。初めて見た鳥を同定する作業が楽しいんですよね～。
ツミ♀
「え？君、もしかして猛禽？」間違っているかも知れませんが、図鑑やネットの画像などから判断し、猛禽類のツミのメスと同定しました。決して珍しい猛禽では無いようですが、三ツ池公園にもいたのが嬉しいです。また楽しみが増えた。
ハギ
アオサギ
カルガモ
ヤマハギ
夏を思わせる一日でしたが、園内には秋を感じさせる植物も。いよいよ日が傾き、さっきまで飛び回っていた子供たちが親と手をつないで帰っていきます。野鳥たちもそろそろ眠くなってきたようです。
カワセミ♂
そうそうこの日も、3つの池全てでカワセミを観察することが出来ました。いずれもオスでした。隣りの池にピピピピピ～と勢いよく飛び去ったのを確認した直後に、また同じ池でカワセミを観察することもしばしばだったので、少なくとも2羽以上のカワセミが三ツ池公園をナワバリに活動しているようです。普通にカワセミをたくさん観察できる場所になったのだとしたら嬉しいですね～。
カワセミ♂
カワセミ♂
下の池にいたこの子、しきりに上空を警戒していました。この日は珍しく数羽のトビが上空を旋回していましたからね。そういえば三ツ池公園でトビってあんまり見かけないなぁ。カラスがたくさんいるからかな。
三ツ池公園の各池にコガモなどの飛来はまだなく、カルガモやカイツブリだけでした。そろそろカモたちが戻ってきはじめますかね。待ちに待ったバードウォッチングシーズンの開幕ももう間近ですな。
～ 観察記録 ～
カルガモ、ダイサギ、シジュウカラ、アオサギ、ヤマガラ、キジバト、ハシボソガラス、モズ、ツミ、トビ、カワセミ、カイツブリ、コゲラ
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