不要不急の用件で、県境を越えるべき時期ではない。そんな禁忌を破って船橋の三番瀬海浜公園に探鳥に出掛けてしまいました。申し訳ありません。
埋立地の海側にこうした公園を整備というケースはよくありますが、このふなばし三番瀬海浜公園は園内に三番瀬と呼ぶ『干潟』を擁すところがすごいところ。
公園内には他にも食堂や小さい子供達が楽しめそうな展示場のある環境学習館、手ぶらでも楽しめるBBQ場、干潟では潮干狩りも楽しめます!なかなか充実した公園となっていますね。
さてこの三番瀬という干潟、県政に翻弄されてきた場所のようで、過去には埋め立て計画もあったようです。紆余曲折経て、かろうじて存続している干潟ですが、東京湾の生態系にとって非常に貴重な場所、野鳥観察を楽しむ我々にとっても貴重な場所です。なんとか残していっていただきたいものであります。
さて干潟。公園利用者があまり沖合まで歩いて行かないように、適当なところにネットが張られています。昨日の午前中においては干潮だったようで、ダナーフィールドでも干潟に残った水たまりを歩いて渡れ、開放された干潟全域を自由に歩くことが出来ました。ただやはり長靴を履いて行った方が、潮が満ちてからも行動範囲の制限も少なくて良いと感じました。
ダイゼン
ダイゼン
ミヤコドリ
ミヤコドリ
ミヤコドリ
キョウジョシギとダイゼン
キョウジョシギ
オオソリハシシギ
ソリハシシギ
ダイシャクシギ
ダイシャクシギ
ソリハシシギ
初めまして!の鳥が多くて興奮。ぽちゃぽちゃと水たまりを渡り歩きながら、干潟で休んでいたり採餌している鳥たちを飛ばさぬように近づく緊張感。ネット越しの撮影が多く、なかなかAFが合わないカメラとの格闘。
日を遮るものなど何もない干潟で悪戦苦闘しながら鳥たちを観察していたら、あっという間に疲弊しお腹も減りました。
環境学習館の食堂でお昼をいただき、有料展示コーナーも見学してきました。展示コーナーに関しては小さい子供連れなら楽しめる施設ではないかと。大人だけですと...
ゆっくり昼休憩を取ってから再び干潟へ。潮の加減が変わり、開放されている干潟ゾーンに少しずつ海水が流れ込み始めていました。沖合でシギやチドリたちが待機しています。何か気配がします。
メダイチドリ
いままで頑なにネット内には入ってこなかったシギやチドリたちでしたが、5羽くらいのメダイチドリがネットを飛び越えて、我々のそばで採餌を始めたかと思うと...
ミヤコドリ
流れ込む海水が増えるにつれ、混成部隊がネット際まで押し寄せてきました。それからミヤコドリとシギチ混成部隊が何度かネット外の狭いスペースの取り合いをした後...
どこからかハマシギの大群が飛来してきて一気にネットの中に雪崩れ込み...
干潟全域があっという間にシギやチドリの採餌会場へと様変わりしました。それは見事な進軍でありました。干潟に残ったバーダー達はその場でかがんで、ほんの数メートル先で採餌をする鳥たちを懸命に撮影しておりました。私を含めて。
ハマシギ
三番瀬での野鳥観察。様々なシギやチドリ、どこかユーモラスな旅鳥のミヤコドリもたくさん見られて非常に満足しました。アジサシが見られなかったのは残念ですが、次の機会というものもありますからね。ただまぁ予想通り顔は日焼けで真っ赤になりました。
~ 観察記録 ~
スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ツバメ、カワラバト、ダイゼン、ミヤコドリ、ウミネコ、キョウジョシギ、ソリハシシギ、ダイシャクシギ、ハマシギ、メダイチドリ、オオソリハシシギ、ミユビシギ、オバシギ、シロチドリ、カワウ
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