2日目。今回の旅の主目的である四寺廻廊の御朱印集めは山寺こと立石寺を残すのみ。立石寺へは仙台から仙山線に乗れば1時間ちょっとの場所。仙台からの帰りの切符(ダイナミックレールパックで予約し発券済み)は14時ですが、早めに出れば立石寺をお参りしても間に合います。
7時。2日目の予定も曖昧なままに朝食会場へ。
一般的なバイキング形式で梅型小鉢のお刺身が売り。お刺身コーナーに置かれた出汁をかけて、海鮮茶漬けで美味しくいただきました。軽めの予定ががっつり朝食。いつものことです。
朝食時に話し合った結果、最後の御朱印は次回のお楽しみにして、塩釜に行って「鹽竈神社にお参りしてから評判の回転寿司を食べる」というプランに決まりました。9時過ぎ、仙石線に乗って本塩釜駅へ。
9時45分に本塩釜駅に到着。駅から地域バスで鹽竈神社表参道入口に行けそうな気もしますが、歩いて15分ほどなのでてくてくと向かいます。
先ず東参道が現れます。緩やかな石畳を上って行く最も一般的なルートかと思われますがスルー。しばらく行くと次の参道の七曲坂も現れますが、こちらもスルー。頑なに表参道を目指します。
荻原醸造の傍らに東日本大震災時の津波到達点の石碑が建てられていました。
海からは1km弱でしょうか。鹽竈神社に向かって入り江がすぼまっていく地形ですので、こんな所まで津波が押し寄せてしまったのでしょう。現在の町並みから津波の爪痕を探し出すことは出来ませんが、この石碑が後世までその恐ろしさを伝えてくれることでしょう。
Googleさんの言う通り15分で表参道入口に到着。
石鳥居の先に202段の石段がそびえ、そのてっぺんで随身門がこちらを見下ろしています。
階段を上るのは本当にしんどいですが、神域へと続く荘厳なこの光景が見たかったので満足です。息が上がり太ももが悲鳴を上げようとも後悔はありません。
石段は長きに渡り参拝者を迎えてきたからなのか、手前側に傾斜しより負荷がかかります。そして中腹からは石段の幅が狭まり勾配もよりきつくなります。表参道ルートを後悔はしてませんが、ものすごくしんどかったです。
息も絶え絶えで頂上に到着。
左右の本殿と別宮にお参りして、タラヨウや日時計や七五三参りのかわいこちゃん達を見学し、御朱印をいただきました。
商売繁盛にご利益がある撫で牛ちゃん、目がクリっとしていてとても愛らしい。たくさん撫でさせていただきました。
東参道方面に志波彦神社などまだまだ見どころがありますが、尻の時間が定まっていますので表参道の石段を下りて、次なる目的地があるJR塩釜駅方面へ歩を進めます。
10時50分、鹽竈神社から歩いて20分ほどで目的地の「廻鮮寿司塩釜港」に到着しました。
道中で妻と「開店と同時に行くなんてどんだけホットなお客さんだ、俺たち」とか軽口言ってましたが、現着すると長蛇の列。予約表に名前を記入するも1枚目は全て埋まり、2枚目も後半の辺り。店内のキャパにもよりますが、11時開店の一巡目組には...入れませんでした。
頑張って歩いてきましたけど、正直、鹽竈神社よりここのお寿司を楽しみに塩釜まで来ましたけど、寿司屋さんはここだけじゃないので諦めて仙台に戻ることに。仙台駅でお土産を選ぶ楽しい時間が減ってしまうのは許されませんから。
ちょっと小走りで塩釜駅へ行って11時12分発の東北本線に乗車。
11時30分に仙台駅に着いたら一目散にすし通りへ。牛たん屋さんはすでに長蛇の列が出来ていましたが、寿司屋さんはまだ空席アリ。迷っている間に席が埋まってしまうので、直感を信じて「すし 三陸前」に入店。
バクライことほやの塩辛。もうすっかりほやの虜になってしまいました。時季とか関係なく仙台で食べるほやは美味しい。もう確信。昼からビールも日本酒も進んでしまう。
たこのレモン塩。壁に貼り出されていた本日のおすすめ品。レモンと岩塩と山葵でブリンブリンのたこを噛みしめる。幸福ってこういうことか。付け合わせの玉ねぎと海藻も美味しかったなぁ。
そしてランチのにぎりセット。さっぱりしててほんのり温かい酢飯、良いお寿司屋さんに来たって実感。もちろんネタは新鮮。美味しいにぎり寿司でした。ご馳走様。
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さぁ予約した列車まであと80分。旅行最後のお楽しみお土産購入タイム!もちろん別行動で守備範囲を広げて臨みます。
ロワイヤルテラッセの生パイ、マロン味だと⁉ 即買い。
ずんだ茶寮でずんだ餅を購入。前回、子供たちに好評だったので。
ほや酔明4個入り。食べたことないけど、ほやの虜は無意識のうちに買い物かごへ。後にもうひと箱買うべきだったと後悔するなど。
ほや酔明の隣りにおいてあった酢漬けほやももちろん購入。
パッケージを開けると真空パックのほやの酢漬けが2つ入ってました。よっちゃんいかのあの味付けだけど、漬かってるのがほやですから複雑な旨味が口に広がるのであります。これまた美味しかった。
TVで絶賛されていたから見つけたら購入しておくべしとの達しがあった牛タン仙台ラー油も無事確保。(あるある:仙台駅は土産物店がいくつもあるから、前日にブツを見つけておいても当日どこの店か分からなくなったりする)まだ開栓していない。
妻が買った仙臺サンド。この手のものは父親には当たらないので評価できない。
季節のかねささ(仙台せり)。「せり」というキーワードにも弱い。脊髄反射で購入。
笹かまにせりという組み合わせで美味しくないはずがなかろう。濃厚な魚の旨味にせりの良い香りが加わって、日本酒がどんどん進んで困る。
牛たんも食べてないし、いろいろと名残惜しいけれどそろそろタイムアップ。
喜久水庵のずんだシェイクアイスを車内持ち込み。ちなみに妻はどこぞのお店で調達したずんだ餅を座席で愛おしそうに食べている。
そんな私も前夜に仕入れておいたほや酔明おにぎりを頬張ったりして、復路の新幹線を満喫した。
念願だった四寺廻廊の御朱印を集め、せり鍋も食べました。妻はずんだ餅、私はほやの虜にもなりました。お土産選びの醍醐味も十二分に味わって今回の旅行を楽しく締めくくることが出来ました。子供たちが成長し、夫婦二人の時間がこれからどんどん増えますが、こうした楽しい時間も増えます。そのためにはとにかく健康でいないとですね。
--- おまけ ---
復路乗り換えの東京駅で、厚岸のかきめし弁当を買って帰るのも大事なミッションのひとつだったのですが、残念ながら売り切れ。
その代わり福井の越前かにめしを購入しました。パッケージを開けるたびにテンションが上がる素晴らしい演出の駅弁ですね。内容も豪華で量も申し分ない。満足満足。
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