休日。ようやく秋到来、実に5か月ぶりに野鳥観察(自然観察)に行く気力が湧き、防湿ケースに仕舞いっぱなしだったカメラをバッグに入れて舞岡公園を訪れました。
春に訪れた頃は水も張られてなかった田んぼ、今は頭を垂れた稲穂の波。体験学習で訪れた近くの小学生でしょうか、元気に収穫作業を行っていました。良い景色です。
今年もかかしコンテストが行われていたようで、可愛らしいかかしが畦道にたくさんありました。前日の雨で少し草臥れた感じではありましたが。
広場には様々などんぐりが無数に落ちていました。
年に一度の大収穫祭とばかりにタイワンリスも地上に下りて活動していました。
温暖化の影響か昨年よりも少し開花が遅めですが、ホトトギスを観察することが出来ました。野鳥のホトトギスはなかなか観察できませんが、時期さえ外さなければホトトギスの花は舞岡公園で観察できます。もう1週間ほどすると群生している小谷戸の里付近で、それは見事なホトトギスの花々が見られるでしょう。
モズのメスが高鳴きをしていました。獲物が減る冬を越すためにオスメスの区別なく一羽一羽が、秋に縄張りを確保するそうです。ですからこの時期のモズたちは、日に何度でも高鳴きを行って縄張りの主張に余念が無いのであります。
さくらなみ池に着くや否や、カワセミが飛来してくれました。オスだと思ってましたが、撮影した画像を確認すると下のクチバシの根元がオレンジ色。下クチバシがオレンジだとメスなんですけど、微妙な色分布だなぁ。まぁどちらでも可愛いから良いんだけど。
ナガサキアゲハがフジバカマ(?)の花を吸蜜していました。そういえば去年は舞岡公園の尾根沿いでアサギマダラを観察できたんだっけ。そんな記憶はあったのに、ここんとこ自然観察や低山ハイクをサボってたらすっかり体力無くなって尾根まで足を延ばしませんでした。いかんなぁ。
大して歩きもしなかったんですがお腹はめちゃくちゃ減りまして、舞岡公園至近の蕎麦屋さん「一徳庵」でお昼。いつも通るたびに駐車場がいっぱいのこのお店、今回はタイミング良く駐車出来ました。美味しいお蕎麦と天婦羅、堪能しました。地元の方から愛されているお店のようで、馴染み客がひっきりなしという様子でした。リピート確定。
帰りの道中、美味しいパン屋さんが併設されたお気に入りのお酒屋さん「吉祥」で久しぶりに一白水成を購入。純米酒は一升瓶しか在庫が無かったので、純米吟醸の四合瓶を購入。
吉祥さんのレジ前で「かおり梨」という見たことも無い大きな梨が売っていたので、梨好き夫婦としては見逃せずにまんまと購入。
「かおり」は神奈川県で誕生した青梨です。1953年(昭和28年)に神奈川県平塚市の農業技術研究所園芸部において「新興」に「幸水」を交雑し、「ナシ平塚16号」として育成されました。しか味はよいものの落下しやすいことや日持ちが悪いことなどから1975年(昭和50年)に試験中止となり品種登録はされず。ところが、すでに試作として穂木が配布されていた農家では食味がよいため栽培を継続。近年、香りがよいおいしい梨だと注目されるようになり「かおり」や「かおり梨」「香梨」などの名前で流通。(kudamononavi.com)
調べてみると確かに「幻」と呼んでも良い品種ですね。食べるのが楽しみであります。
異常に長かった暑さもようやっとなりを潜め、自然観察や低山ハイクを楽しめる気候となってきました。落としてしまった体力を戻さないといけません。
~ 観察記録 ~
【野鳥】シジュウカラ、ヒヨドリ、ガビチョウ、ハシブトガラス、ヤマガラ、キジバト、モズ、カルガモ、カワセミ、スズメ
【野草】ホトトギス、フジバカマ(ピンクとシロ)、ミズヒキ、ツユクサ、ノアザミ、ヤブマメ、キンミズヒキ、ツリガネニンジン、クコ、イヌタデ、ムラサキシキブ、アキノタムラソウ、クサギ、オミナエシ、シソ、シラヤマギク、ホウセンカ、ワルナスビ、コヨメナ、ウリカワ、ヒガンバナ、ツリフネソウ
0 件のコメント:
コメントを投稿