前編からの続き
松島の島巡り観光船を下船して透かし橋で有名な五大堂へ向かいましたが、残念ながら工事中で拝観できませんでした。
気を取り直して観光地らしい店々を冷やかしながら瑞巌寺へ。
どっしりと静謐な外観、内部は打って変わって贅を尽くした絢爛豪華な部屋が並びます。子供達も設えを興味深そうにじっくり拝観していました。大人になったねぇ。
牡蠣、観光船、瑞巌寺と観光した後は仙台の宿「ホテルモントレ仙台」に戻り、しばし休憩。ツインとトリプルの部屋を予約しましたが、向かい合わせの部屋を用意してくださいました。ありがたい。
少し宿で休憩したら夕食を食べに街へ繰り出します。いつも大勢の人が行き交う名掛丁ですが、いつにも増してまっすぐ歩くのも大変なほどごった返しておりました。いい商店街だなぁ、大好きだ。
さて夕食にやってきましたのは仙台の牛たん専門店で美味さ№1の呼び声高い「牛たん料理 閣 本店」さんです。ホテルに戻った時に席の予約をすべく電話しましたが予約は締め切りということで、行列覚悟でやってまいりました。
入店の行列は名前を書くスタイルではなく、ただ壁に沿って並ぶスタイル。20人分くらいは椅子が用意されていました。普段は食事のために並ぶなんてことはあまりしませんが、家族でごちゃごちゃ言いながらなのであまり苦になりませんでした。
きっちり1時間待って無事入店。カウンター席と座敷という意外な組み合わせの店内。明るくて活気があります。
お通しの牛たんの角煮。ホロホロとしててめちゃウマ。玉こんにゃくもおいしいわ~。
創業から人気メニューのトマトサラダ。剥きトマトをここまで薄くカットするのすごいわ。瑞々しいトマト、子供達にも大好評でした。酒の肴にも最高。
牛たんのたたき!ねっとりとした半生の牛たんの歯触りは官能的。たっぷりの小葱とオニオンサラダと一緒に頬張る幸せ。妻、美味さに感涙。
そして牛たん焼き!
筋が固まらない独特のカットを施し、焼き職人が備長炭で肉汁を閉じ込めるように丁寧に焼いた牛たんは、外カリ中ふわの超絶品。厚みがあるのにスッと嚙み切れ、咀嚼するごとに旨味が湧きだします。
牛たん焼きとくれば南蛮漬けもやっぱり欠かせませんね。ビールが進んで最高です。
そしてこのお店では定義山の三角揚げもいただけます!厚揚げを炭火で焼いたら美味いに決まってます。こういうのビールのアテに良いんだよなぁ。
隣りのテーブルでは子供体が牛たん定食を堪能しておりました。肉の枚数を増やしたり、ご飯を大盛りにしたり、とろろを追加したり各々で楽しんだようです。「お父さん、ごちそうさま。美味しかった!」と言ってもらえました。このお店に連れてきてよかった。ご馳走様でした。
ホテルに戻ってスパに入ったら妻と私は即寝落ち。子供たちは3人部屋で大好きなユーチューバーの動画を見ながらお菓子やアルコールで盛り上がったそうな。
翌朝、部屋でテレビを見ていたら「停電により東北新幹線運転見合わせ」とのニュース。そういえばこの間も停電で運休になって、結局その日は復旧しなかったっけ。翌日に用事のある子もいるし、こりゃ大変だ。
予約してあるのは16時半の新幹線。復旧する可能性も高いけど、ひとまずアプリで昼過ぎの常磐線特急の座席を予約。5時間くらいかかるけど帰れる保険は用意しておかないと。旅ってのは色々起こるもんですな。
仙台朝市で朝食を取ろうと思っていましたが、運休の情報や駅の様子も気になるでエスパルの喫茶店でモーニング。
新幹線改札付近は乗車難民で溢れていました。みどりの窓口には長蛇の列。
私が運行状況や駅の様子を探っている一方で、長女と息子はどこで聞きつけたのか開店前に売り切れ必至の「霜ばしら【冬季限定】|九重本舗玉澤」の行列に加わっていました。開店30分に並んで無事ゲットしてました。ひとり1個、同世帯1個という縛りがあるそうですが1日30個限定だそうですから、そりゃ開店前に売り切れだわね。
仙台駅のおみやげ選びって本当に楽しいですよね。あっちにもこっちにも美味しそうなものがたくさん売ってますから。
仙台駅で買い物を楽しんでいたらチェックアウトぎりぎりになってしまいましたが間に合いました。駅近ホテルの11時チェックアウトは助かるなぁ。綺麗だし雰囲気あるしスパもあるけど、微妙に不便なところもあったりしてリピートは無いかな。
チェックアウトしたら駅のコインロッカーに大きな荷物を預けて、仙台の美味しい寿司を味わうべく商店街方面へ。
たっぷり商店街を探検して藤崎デパートの先にある「たちばな」さんでお寿司をいただきました。やっぱりたくさん歩いてからの食事は美味しいですね~。牡蠣に牛たんに寿司としっかり仙台を味わい尽くしました。あ、ずんだはシェイクで楽しみました。
商店街散策ですでに足は棒のようでしたが、新幹線の時間までまだたっぷりありましたので青葉通一番町からバスで「瑞鳳殿」へ。朝から雨模様でしたが急激に天気が回復して、林から霧が発生しなかなか神々しい光景。
ひぃひぃ言いながら石畳の階段をあがって合掌。
タクシーで仙台駅に戻り、各々おみやげ選びを再開。
昼前に新幹線は運転再開され、東北新幹線は最大で1時間ほどの遅れで運航されていました。プランBで購入しておいた常磐線特急の指定席はキャンセル。ただ列車によって遅延時間がまちまちなので、おみやげ選びには行かず刻々と情報更新される改札横の掲示板前で私はお地蔵さんとなりました。
しかし予約していた列車はなかなか表示されません。JR東日本のサイトで運休情報も随時チェックしましたが運休する列車は10時以降無い状況なので当該列車が表示されるまで待つしかありません。
予定時間を超え後発の列車しか表示されなくなり、遅延1時間を超えても予約した新幹線が表示されないので、駅員さんに声をかけると
駅員「やまびこ148号は運休ですね」
え?どこにそんな表示があった?いつアナウンスした?公式サイトにもそんな情報ないぞ!っていうか言うことはそれだけ?さすがにキレました。でもこの駅員さんに怒りをぶつけても仕方が無いのでグッと堪えました。
JR東日本のダイナミックレールパックで新幹線+宿を事前購入していますので、基本的に乗る列車の変更は出来ません。また指定席特急券ではありますがその他の新幹線の自由席には乗れません。仙台-東京間の乗車券としても使えません。
運休や2時間以上の遅延の場合は払い戻しが可能なようですが、改札で何らかの証明書をもらったら改めて切符を購入しなくてはいけません。みどりの窓口は相変わらずの長蛇の列だし軽く絶望しましたが、改札のベテランらしい駅員さんに切々と苦境を訴えると直近の列車の指定席に変更してくださいました。超法規的な取り計らいありがとうございます。感謝します。
ダイヤが乱れに乱れた東北新幹線での復路。福島で50分ほど停車し、その後も東京が近づくにつれ速度を落としたり停止する場面も増えましたが、無事に東京に到着。クタクタになりながら22時ちょっと前に帰宅。ふへ~帰れた~。
まぁ最後にアクシデントはありましたが、過ぎてしまえば家族で共有できる思い出になりました。次は家族でどこに行こうかな。
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