2022-09-16

妻に華厳ノ滝を見せたい

戦場ヶ原 

休日。朝3時に目が覚めた。 今日は『こだまに乗って三島へ行き、源兵衛川で川の中を散策して鰻を食べてから、三島大社にお参りして「福太郎」を買って帰ってくる』という素晴らしいプランを立てていたけれど、目覚めた時間と天気予報で気が変わった。「やり残したままの夏休みの宿題を終わらせられるじゃないか」と。 

よし日光へ行こう!

やりのこした宿題とは「関西出身の妻に華厳ノ滝を見せる」こと(参照:【家族旅行】日光鬼怒川 前編  / 後編

5時半に妻を叩き起こし、「アンタ正気?」という至極真っ当な諫言も聞き流し6時半に出発。

長かった東北道を走り切り日光宇都宮道路に入ると、なんと晴れ予報だったのに霧が立ち込め小雨模様に...悪夢再び⁉「雨が降ろうと華厳ノ滝さえ見せることが出来ればいい」と折れそうな気持ちを鼓舞しながらいろは坂を登る。しかし道中、楽しみにしていた明智平ロープウェイは営業終了の看板。悪い予感しかしない。

右に曲がれば華厳ノ滝、左に曲がれば中禅寺湖という交差点に到着。夏に来た時と同様に華厳ノ滝方面は霧が濃い、予報ではどんどん天気が良くなるはずなので、先ずは夏は訪れなかった戦場ヶ原へ。

赤沼駐車場

赤沼駐車場到着。中禅寺湖から西はスカッと晴天。華厳ノ滝ももうしばらくしたらこんな天気になるんだと、心も晴れやかに。

戦場ヶ原

小学校の修学旅行以来の戦場ヶ原。修学旅行の時は戦場ヶ原に深い霧が立ち込め視界が悪く、引率の先生の緊張した面持ちが記憶に残っています。それとカッコウの鳴き声、今回も美しいカッコウの鳴き声が聞けますように。

戦場ヶ原

戦場ヶ原

戦場ヶ原

今回は湯滝方面へ湯川沿いに木道が整備された遊歩道を歩いていきます。途中、木道再整備のため通行止めのゾーンがあるので湯滝までは行けませんが、メインは戦場ヶ原ではありませんし行けるところまで行って戻ってくるなんちゃってハイキング。

戦場ヶ原

戦場ヶ原

戦場ヶ原

右手には雄大な戦場ヶ原と美しい日光の山々、左手は清らかな湯川の流れ。展望台からは男体山も見えました。

サルオガセ / 戦場ヶ原
サルオガセ
マガモ / 戦場ヶ原
マガモ
ホザキシモツケ / 戦場ヶ原
ホザキシモツケ
戦場ヶ原

初秋の戦場ヶ原は暑くもなく寒くもなく、吹き抜ける風がひんやりと爽やかで群がる虫もいない、本当に心地よく散策できる場所です。平坦な木道ですしね。最高でした。

戦場ヶ原

折り返し地点到達。残念ながらカッコウの鳴き声は聞けなかったですが、カラ類混群の中にゴジュウカラを発見したり、湿地上空を飛んで行くアカゲラを観察したりバードウォッチングもしっかり楽しめました。

【観察できた野鳥】ヒガラ、ホトトギス、アカゲラ、シジュウカラ、コゲラ、エナガ、ゴジュウカラ、コガラ、キビタキ、マガモ

中禅寺湖

さて戦場ヶ原での楽しい散策を終え、華厳ノ滝へ向かいます。現地に近づくにつれ、中禅寺湖に霧が立ち込め始めます。え?こんな良い天気なのにどうして?

華厳の滝

それでも朝よりも条件は良いはずだと『華厳滝エレベーター』乗り場へ。チケットを買おうと思うと、職員の方がモニターを指さしながら「いま観瀑台に下りても全く見えません。残念ですがしばらく霧は晴れそうも無いです。2時間前なら見えたんですけどね」と。

2時間前...天気が良くなるからと滝を後回しにして左折したのは選択ミスだったのか。妻よ、すまない。

滝

それでも「お昼を食べている間に状況が変わるかもしれない」という一縷の望みをかけて、ゆば推しの「滝」というお蕎麦屋さんへ。

滝

滝

私は生ゆば入りのグリーンカレーうどん、妻は舞茸と生ゆばの天ぷら付きうどんを。どちらもすこぶる美味かった。しっかり辛めのグリーンカレーってうどんやそばにも合うんですなぁ。

華厳の滝

お腹いっぱいになって店を出ると、遠くに見える華厳滝エレベーターに観光客が吸い込まれて行く様子が見えた!

滝が見られるぞ!

食べ食べでお腹が重たいけれど、早足で華厳滝エレベーターへ。モニターにも滝がクッキリ映っています。エレベーターのチケットを購入して観瀑台がある100m下へ。

華厳の滝

懐かしい!そうそうこんなトンネルがあった、小学生時代の記憶が甦る。

華厳の滝

あぁ気が逸る。やっと妻に見せてあげられる。この夏からいったい何回ここに足を運んだだろう。

華厳の滝

お願いだから霧に隠れていませんように

華厳の滝

見えた!

あ~やっと滝の姿を見ることが出来た。40数年ぶり、大人になってから見ても落差があって迫力がある。立派だ。

華厳の滝

タモリさんに見せたら喜ぶような見事な柱状節理。滝周辺部の色々なところからも水が湧出して、まぁ見事な景観だ。

Untitled

妻は「何度も連れてきてくれてありがとう。やっと見られた、うれしい」と言ってくれた。もはや執念。諦めないで良かった。明智平ロープウェイも見たかったけど、もう日光は十分に楽しんだし、今度は関西の修学旅行地「伊勢志摩と那智の滝」に連れてってもらおう。



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