2022-04-22

【自然観察】小網代の森

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小網代の森について - 神奈川県ホームページ (pref.kanagawa.jp)

休日。ファンタスティックビーストの新作を見に行くつもりだったけれど、結局、自然観察をどうしてもしたくなって約1年ぶりに三浦半島の「小網代の森」へやってきました。

前回は油壷マリンパーク近くの駐車場に停めましたが、「小網代の森」利用の場合は引橋にある「三浦市市民交流拠点駐車場」を利用できるということで今回はそちらに駐車。なんと無料。ありがたい。

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駐車場から小網代の森までは徒歩にてすぐ。ただ結構な下り坂なので、体力的な面で駐車場に戻る復路のことが非常に心配になります。

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よく整備された遊歩道。ウグイスとガビチョウの元気な鳴き声を聞きながら、自然観察開始。

ウラシマソウ
ウラシマソウ
ウラシマソウ
ウラシマソウ

遊歩道の左右から湧水が出始めると、なんともユニークな植物がたくさん自生していました。花と思っていたところは苞というものらしいですね。苞の上には傘のように葉を広げ、日や雨を避けているように見えます。苞から飛び出している長い蔓を釣り糸に見立てて、浦島太郎が釣りを...というのがウラシマソウの由来と。自然界の進化やデザインは面白いなぁ。

イトトンボ
イトトンボ

美しいイトトンボ。イトトンボにも色々種類があるようですが、識別不能です。名前が分かると愛着が湧くんだけど、そのうちまた。

藤

藤

野生の藤ってこんなにたくさん自生していたんですね。本当に森のそこらじゅうで藤の花が咲いていました。巻き付かれた木が倒れても地面を這うようにして花を咲かせる生命力の強さも見せていました。マメ科は強いな。

シオヤトンボ♀
シオヤトンボ♀
オオスズメバチ
オオスズメバチ

森の中ほどまで来ると傾斜もやわらぎますが、どうやらハシブトガラスの繁殖スペースだったようで、たくさんのカラスに警戒されてちょっとビビりました。

そしてデカくてオレンジ色のスズメバチの活動ゾーンでもあるらしく、黒いロンTを着てきたことを心底後悔しました。カラスやスズメバチを刺激しないように、観察や撮影もそこそこにゆっくりとそれでいて速やかに抜けて湿地帯へ。

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そうそう。次回の自然観察からは虫よけや虫刺されのクスリを持って行こう。虫の季節があることを忘れていた。湿り気のある場所では虫の羽音がすごい。

シジュウカラ
シジュウカラ
トビ
トビ

トビの幼鳥かな。図体が大きい割に親を呼ぶように鳴いていました。5月の声を聞く頃になり森の葉は生い茂り、探鳥には厳しい季節になってきました。ウグイスやアオジがすぐそこでさえずっていますが、巧みに姿を隠しながら移動して観察機会をくれません。

ナナホシテントウ
ナナホシテントウ
イトトンボ
カワトンボ
ジャコウアゲハ
ジャコウアゲハ
チゴガニ
チゴガニ

森を抜けて、山から染み出た湧水が海に注ぐ干潟までやってきました。楽しみにしていたチゴガニですが、しばらく待っても2匹しか観察できませんでした。でも相変わらずの全力ダンス、可愛かった。

ジャコウアゲハ
ジャコウアゲハ
ウグイス
ウグイス

復路、ウグイスが観察しやすい場所で囀っていました。声はすれど姿は見えずの代表格ですから、撮影まで出来て運が良かった。

タイワンリス
タイワンリス

鳥のものでない鳴き声がすると思ったら、特定外来生物のタイワンリスでした。可愛いけど、日本固有の生態系を脅かす存在ではあるからあまり増えないでほしいが、その繁殖力は並大抵ではないとのこと。

~ 野鳥の観察記録 ~
カワラヒワ、ウグイス、コゲラ、ハシブトガラス、アオジ、メジロ、コジュケイ、トビ、ヒヨドリ、シジュウカラ、カワウ、ダイサギ、ツバメ、ハシボソガラス、ガビチョウ

野鳥観察という面だけで言うと特筆すべき内容はありませんが、自然の中に暮らす動植物ををたくさん観察できましたので非常に楽しかったです。懸念していた復路(上り階段と上り坂)も何とかこなすことが出来ました。小網代の森は引橋からアクセスした方が良いように感じました。

ウミネコ
ウミネコ
ヒドリガモ
ヒドリガモ
ウミウ
ウミウ

小網代の森から江奈湾干潟へ移動。残念ながら春の渡りのシギチは一羽も見当たりませんでした。チゴガニの姿も見当たらず。

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江奈湾に来たということは地魚料理の松輪さんです。ここは鉄板です。キンメにサワラにマグロにアジといったお刺身にタチウオの塩焼き!最高です。白ご飯が足りなく感じるなんて久しぶりだ。まぁよく歩いたという証しか。



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