休日。千葉県香取市にある水郷の佐原を訪れました。
無料の駐車場もあるようですが、小江戸情緒を今に残す歴史的町並みの中の有料駐車場へ1日550円。
平日ということもあり観光客はまばら。江戸時代にタイムスリップしたかのような雰囲気をゆったりと楽しむことが出来ました。
樋橋(とよはし)、通称ジャージャー橋。江戸時代初期に灌漑用水を東岸から西岸に送るために小野川の上に樋を架けたのですが、後になって人も渡せるようにしたのだそうです。
現在の樋橋は町並み保全の観点で架け替えられたもので、30分ごとに樋からジャージャーと盛大に水を溢れさせ往時を偲ばせています。
全く知らなかったのですが佐原は『大日本沿海輿地全図』を作った伊能忠敬ゆかりの土地でした。記念館で忠敬の偉業をじっくりと学ばせてもらいました。50歳にして19歳年下の高橋至時に弟子入りして暦学を学び始めたというところに衝撃を受けました。高齢であったけれども測量技術・指導力・財力などが認められた忠敬は、蝦夷地を皮切りに幾度もの過酷な測量行脚を行い、遂には日本全土の地図を完成させたと。忠敬は化け物ですね。すごい偉人だ。教科書に載るような偉人のつぶさな足跡に触れられて、佐原に行った甲斐がありました。
小野川を舟に乗って観光することも出来たのですが、他に乗り合いになるような観光客もいませんでしたのでやめておきました。
佐原には大好きな道の駅もあるということで寄ってみました。地元の人も多く訪れるようで、地産品販売所はごった返していました。決して安くは無いんですが、新鮮で美味しそうな野菜がたくさんあったので、ついつい買い過ぎてしまいました。楽しいね。
道の駅の観光船乗り場(利根川)にコブハクチョウの群れがいてビックリ。なんとここで繁殖もしているそうです。可愛いヒナを見たかったけど、すっかり大きくなっていました。ちなみにコブハクチョウは外来種で農作物の食害や在来種との競合などがあるけれど、著しい悪影響は今のところ無いとのこと。
そして一気に横浜中華街へジャンプ。佐原で何か美味しいモノでも食べようと思っていたのですが、現地のとある甘味処でうっかり大外れの団子やどら焼きなどをいただいて腹時計との折り合いがつかず、また夕方の渋滞も避けたかったので早めに地元へと移動したのであります。
中華街パーキングに駐車して意気揚々と市場通りの台湾料理店「状元郷」を目指しましたが、残念ながら廃業してしまったようで見当たらず。もう空腹も限界だったので、同じ通りにあって以前何度か訪れたことのある四川料理の「景徳鎮」へ。麻婆茄子にネギソバに炒飯。特に麻婆茄子が熱々で美味かったなぁ。
小籠包 専門店 横浜中華街 王府井(ワンフーチン)
景徳鎮では腹八分目に抑えておきましたので、子供たちへのお土産と自分の晩酌のつまみに「鵬天閣」の焼き小籠包と「王府井」の炸鶏排と胡椒餅と上海ミートパイを購入。
佐原観光してから横浜中華街で昼飯なんていう人はそう居ないと思いますが、楽しい休日となりました。
0 件のコメント:
コメントを投稿