休日、冷たい雨。雨が降ると行先の選択肢が一気に減るけれど、午後から晴れて暖かくなるという天気予報でしたので木更津へ。アウトレットでアウトドアショップを冷やかして、雨が上がったら金田さざなみ公園でバードウォッチングという俺得なプラン。
最近、木更津といえば恒例になった木更津魚市場内の『KUTTA』で朝食。冒頭の写真は私が注文した「穴子天丼」です。年甲斐もなく大盛り。穴子はフワフワ、濃い味で白飯泥棒。
思い思いの海鮮を楽しんで、みな腹ごしらえはややトゥーマッチ。
10時半過ぎにアウトレット到着。ノースフェイス、パタゴニア、アークテリクス、コロンビア、マムート、グレゴリー、モンベルを冷やかして回る。パタゴニアのマイクロパフフーディ、着心地も暖かさも良かったけど自重。モンベルのトレールアクションパーカが素晴らしく着心地が良いうえに暖かく物欲疼くが、この場では踏みとどまった。
ポケモンセンターでホゲータのぬいぐるみを探していたら目論見通り雨が上がったので、探鳥グッズを持って金田さざなみ公園へ。
調整池にはヒドリガモ、オカヨシガモ、オナガガモ、ホシハジロなどの中に混じってユリカモメやセグロカモメがいた。彼らも淡水でうがいをしたり羽繕いをしたりするんですね。
ヨシガモ♂
ヨシガモ♂
「まだ来てないな」と思ったら一羽だけヨシガモのオスを調整池で観察できました。木更津では渡りの最盛期でも他のカモに比べると飛来数が少ないヨシガモなので、観察できてラッキーでした。つぶらな瞳が可愛いカモです。
海岸や沖合に目を向けると...
海岸近くにはヒドリガモの一団、そして沖合は例年通りスズガモの大群。今シーズンもそろそろスズガモの大集結を木更津で見られそうです。
晴れて暖かくなるという天気予報は半分外れまして、雨こそ上がったものの冷たい風が吹きすさんで手はかじかむし、双眼鏡を覗く眼が乾いて観察欲を著しく削がれます。そろそろ切り上げようかとアウトレット方面に足を向けると...
アウトレットのP10の草地に6羽の野鳥の姿がありました。「ん？タヒバリかな？」と思いつつも一応、双眼鏡で確認してみると...
シギチじゃないか！
おぉシギやチドリの類いは識別が難しいから、しっかりピントを合わせて記録しておかないと。しかし遠いし小さいし、なかなか難しい。
この特徴的な背中の色合いは、4月の初めにここで見かけたムナグロっぽいけど
あの時のワイルドなルックスとだいぶ印象が違って可愛らしい。
でも夏冬や繁殖時期に換羽して驚くほど変身する野鳥も少なくないからムナグロの冬羽な気がする。（手持ちの野鳥図鑑にムナグロの冬羽の記載が無かったけれど、ネットで検索をしてみるとやはりムナグロの冬羽で間違いなさそう。便利な世の中）
ムナグロ冬羽
ムナグロ冬羽
冬羽のムナグロたちは渡りの途中の羽休めなのか、それともこの辺りで越冬を試みる奇特な子たちなのか。いずれにせよこんな時期にこんな場所で姿を見せてくれてありがとう。
探鳥はさもない場所にも素敵な出会いあり。フィールドで何が見られるか予断は禁物ですね、その場に居合わせて双眼鏡を向けるチャンスを作ることが大切。
アウトドアショッピング巡りと大収穫の探鳥の後はコストコへ。いつものやつが微妙に値上げされている。仕方ないことだろうけど。
温かい風呂にゆっくり浸かって、コストコのホットドッグで晩酌。本年最後の休日、大充実でした。
〜 観察記録 〜
ハシボソガラス、ヒヨドリ、ハクセキレイ、カワラバト、セグロカモメ、トビ、アオサギ、ヒドリガモ、オナガガモ、スズガモ、ウミネコ、ホシハジロ、オカヨシガモ、ハシビロガモ、オオバン、コガモ、キジバト、カワウ、カルガモ、ダイサギ、ユリカモメ、カワセミ、スズメ、コサギ、タヒバリ、ムナグロ、カワラヒワ、ヨシガモ
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