私の誕生日と結婚記念日のお祝いを兼ねて、夫婦二人で草津温泉に行ってきました。子供達のいない泊りの旅行なんて新婚以来です。
都内を抜けるルートで関越に乗り、先ずは鬼押出し園へ。
浅間山を望みながら静かでどこか殺伐とした大噴火の痕跡の中を散策し、溶岩流の犠牲になった方々を祀った浅間山観音堂で合掌。大風景を楽しみながらお団子と甘酒をふたりでシェアして鬼押出し園を後にして、お昼を食べに軽井沢へ。
お昼はここ「ベーカリー&レストラン 沢村」と決めてました。
このお店は以前、YouTuberスーツ君の動画で紹介されていて、食レポが達者とは言えない彼が食べるビーフシチューとパンがやたらと美味しそうで、草津行きを決定する強い動機付けのひとつになりました。（実は東京にも何店舗かあることを後で知りましたが...）
実は鬼押出し園からGoogleマップのナビに従って沢村さんを目指していたつもりで、星野エリアの別店舗を目的地にしてしまっていて、いざ目的地到着したら駐車場は満杯でどこにも停められない状況。「昼めし難民か⁉」と焦りましたが、妻が本来の目的地である旧軽井沢店へ導いてくれました。店舗駐車場にも何とか滑り込めました。しかしハルニレテラスは平日にも関わらず集客力半端ない。
いやぁ旧軽井沢の風景とやけにお洒落な店内。妻、興奮しておりました。
「SAWAMURA ビーフシチュー」と「福味鶏もも肉のグリルとローストレタスのシーザードレッシング」を注文。ローストビーフはベリーのジャムを彷彿とさせるような甘い味付けで、肉はほろほろとこりゃ美味い。もう一方はグリルチキンよりもレタスをローストしたシーザーサラダが絶品でした。お野菜の美味しい土地柄だからでしょう。自慢のパンは食べ放題、どれももっちりとしていてパン好きの妻はうっとり。ふたりでついつい食べ過ぎてしまいました。お宿の晩御飯食べられるかな。
往路ではなく復路のお昼に立ち寄れば美味しいパンを買って帰れたんですが、早くここのお料理が食べたかったので悔やまないことに。お土産の干菓子を買って草津温泉へ。
旧軽井沢から1時間ほどで今回お世話になる「昔心の宿 金みどり」さんに到着。
古き良き旅館の習わし通り、靴を脱いでお邪魔します。こぢんまりとしたエントランスから想像するよりも、ずっとずっと奥に広い旅館でした。それでいて大規模旅館のような慌ただしさとは無縁の静かでゆったりとした雰囲気が最高でした。たまにはこういう落ち着ける宿に来たかったんです。
ちなみに「全国旅行支援」が前日の10/11から始まっており、群馬県はスタートがまさに宿泊当日10/12から。今回楽天トラベル経由で予約したのですが、まぁ昨日の今日ですし支援適用は難しいだろうと諦めておりました。
ところが、チェックイン時に宿の方のご尽力で「全国旅行支援」を受けることが出来ました。本当にありがたいことです。お手を煩わせて申し訳ないです。感謝。（接種証明アプリ入れてて良かった）
部屋の用意が整うまで1時間ほどありましたので、何はさておき草津温泉名物の湯畑へ。金みどりさんはとても立地がよく、湯畑までは歩いて3分ほど。
草津温泉にきた～～～～‼
美しく並んだ木製の湯樋から湯けむりが立ち昇り、辺りは濃厚な硫黄（硫化水素）の匂いがして、湯滝からは豊富な温泉が流れ落ちる。湯畑の周りには観光客が思い思いの構図で写真を撮っている。遂に憧れていた草津温泉に来たんだという実感が湧いてきました。
ひとしきり湯畑を楽しんだら「西の河原公園」へ。歩いて7～8分。
途中、強引な客引きで有名な温泉まんじゅうのお店で、関所の番人の洗礼を受けました。湯畑と西の河原公園の最短コースにあり、避けては通れない立地を生かした商法をおおらかに楽しむ観光客も多いと思いますが、個人的には苦手。通るたびに断るのも疲れるんだよなぁ。
西の河原公園から湯畑に戻り、熱乃湯で草津温泉名物の湯もみショーを見学。午後の部初回の15時半に入りましたが、開演5分前に訪れたらほぼ満員で危うく立ち見になるところでした。思っていたより人気あるんですね。
これまたスーツ君の情報を信じて2階から見学。確かに2階からの方が見やすいと思います。演者兼司会の方がなかなか達者な方で、会場を程よく盛り上げてくれました。実はかなり楽しめますね、湯もみショー。
熱乃湯のお姉さんが紹介してくれた地蔵源泉の顔湯へ。古くから眼病に効くという言い伝えがあるそうで、老眼解消を願って顔湯を浴びておきました。
お部屋に入れる時間になりましたので、金みどりさんに戻り「湯畑源泉（内湯）」と「万代鉱源泉（露天風呂）」2つの湯を浴びに大浴場へ。貸し切り状態でじっくりと草津の湯を堪能。内湯は入りやすい湯温と草津らしい熱～い湯温に分かれておりまして、先ずは一般的な湯温で体を温めてから熱い湯へ。我慢大会もこれまた楽しい。たまには熱い湯もすっきりして良いもんです。
後編へ続く
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