柏尾川(戸塚~大船)での探鳥を終え、大船駅周辺でお昼。相変わらず出たとこ勝負ってことで、にぎわう大船駅前の商店街で美味しそうなお店を物色。
どこの飲食店もオミクロンどこ吹く風の賑わい。そんな喧騒の街でもちょっと静かに美味しいお魚と日本酒が楽しめそうな『みわ久』さんへ。暖簾をくぐって階段を上がると木戸の入り口、店内が覗けないお寿司屋さんなんて普段ならビビッて絶対入らないけど、歩き疲れてたしお腹もペコペコだったしエイヤ!と。
店内に入るとお客さんでいっぱい。みんな考えることは一緒なんだなぁ。とにかく美味しそうなものが満載のメニューから、後半はお茶漬けで2度楽しめる「旨・海鮮丼(竹)」と「大船渡 サバの一味焼き定食」を注文しました。ボリュームもお味も最高。客あしらいも心地よく、飛び込みで入ったけど大当たりでした。
中でもこの酒器に感動しました。銀色の金属製の片口になみなみと入れられた冷酒、小さいけれどどっしりとして存在感のある同素材のぐい呑。おもむろに片口から注いでグビり。はぁ美味しい。
妻と銀製だ錫製だと揉めましたが、お店の方に伺ったら錫で出来ている酒器とのこと。さすがわが妻、正解。
陶器でもガラスでも日本酒は美味しいけれど、重くて武骨だけど不思議と温かみのある手触りのぐい呑で飲む日本酒はまた格別で、なるほどまろやかに感じます。日本酒を飲む行為がグンと高貴になるような感覚もあります。
「冷たいお酒がいつまでも冷たいままでしょ?お気に召しましたか?『のうさく』って検索してみてください。普通に買えますよ」
これはどこで手に入れられたのですか?と女将さんに伺うと、こう返事が戻ってきました。たしかに結構な量がありましたので、食前食中とゆったり飲みましたが、冷たいお酒がいつまでも冷たいままでした。これも錫の特性なのか素晴らしいなぁ。
昨日、柏尾川で探鳥をしなければ、大船の違うお店でお昼を食べていたら、木戸の入り口にビビって踵を返してしまっていたら、この酒器と出会うこともなかったわけです。
というわけで帰宅してすぐに『のうさく すず』と検索。かなりお高いけれどAmazonポイントが少し貯まっていたのと、なにより感動と物欲が高まっておりましたのでポチってしまいました。我が家の晩酌ライフがまた楽しくなるなぁ。
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