晩酌を欠かすことが無いくらい、お酒は好きですが日本酒はほぼ飲みません。日本酒好きの妻にコンビニに置いてある冷酒を買って帰ったりしますが、一杯だけいただいて違うお酒に変えてしまいます。
日本酒が飲みたいなって思う日もあります。ただ若い時分の酒の失敗がたいてい日本酒絡み。日本酒の二日酔いは痛烈、トラウマとなって深く記憶に身体に刻み込まれていまして、口に残る甘みを感じてしまうと、杯を重ねることが怖くなってしまうのです。
先日訪れた湯河原の旅館での夕食時、妻たっての希望で雪の茅舎の大吟醸と純米吟醸の飲み比べセットを頼みました。和風のお料理にはやはり日本酒が合いますからね。
よく冷やされた雪の茅舎の大吟醸をぐいと飲んだ瞬間、身体の力が抜け、ふわぁと幸せの溜め息が漏れました。あぁ美味しい。
味音痴なので上手く表現はできませんが、フルーツのような香りが広がり、甘口なのにベトつかずキリッとすっきり、それでいて旨味で口が満たされます。これは何杯でも飲める。
華やかで美味しい大吟醸は妻に譲り、純米吟醸の方をぐいと。いやいやなかなかこれまた甘口だけどスッキリ飲めて、より日本酒らしいドンとした重みもあって良い。美味しい。
すっかり雪の茅舎のファンになってしまって、家の冷蔵庫にこっそり冷やしておいたら、妻が大喜びしてくれました。涼しくなってきたし、夫婦で噛み合わない話しをしながら愉しむいつもの晩酌は、日本酒にしようかな。
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