休日。先週に引き続き妻孝行の一環で、餃子で有名な宇都宮を訪れることにしました。
餃子のために新幹線を乗り継ぐ...どう考えても割に合いませんが、来月にはまた介護のために帰郷してしまうので、妻がいるうちにいろいろ度外視でせっせと連れ出します。
仙台行きで学びました。自由席の方が空いてたりすることを。大宮から大挙して乗ってきましたが、始発の東京駅からなら余裕をもって座れました。
9時に宇都宮到着。企業戦士が続々と降り立ちます。
北関東最大の都市、宇都宮の駅舎。
駅の自由通路に特産の大谷石で彫られた「餃子像」。餃子の皮に包まれたヴィーナスとのこと。
今回の旅の目的地は有名餃子店が一堂に会する『来らっせ』なのですが、開店は11時からということで先ずは観光です。朝飯抜いたうえに、たくさん歩いて、一皿でも多くの餃子を美味しく平らげる算段です。
駅周辺に観光スポットが少ない宇都宮ですが、大明神『二荒山神社』にお参りせずして餃子を食べたら罰が当たります。
整備されているけれど少し寂れた風情も醸し出す馬場通りを西へ。
ゆっくり歩いて20分ほどで二荒山神社に到着しました。非常に立派な参道。大きな鳥居の奥には見るからにしんどそうな階段が...
ちなみに日光二荒山神社とは由来も祭神も異なっていて全く別の神社であるそうです。読み方も宇都宮は「ふたあらやま」であるのに対して日光は「ふたらさん」であったりします。
歳を取ると階段ってものが本当に嫌になりますね。
神門で頭を下げ手水舎で手と口を清め
祭神様にお参り。
祭神 豊城入彦命は、東国の治定にあたった上毛野君や下毛野君の始祖とされる第10代崇神天皇皇子とのこと。
拝殿・本殿の右横には須賀神社・市神社があり、立派なお神輿が祀られていて、お野菜などが供えられていました。
この日、ふたつの神社の例祭日となっておりまして、しばらく待っていると...
祭事を見学させていただくことが出来ました。良いタイミングで訪れることができて良かった。
左横には参道に鳥居が並ぶ初辰稲荷神社。
赤い前掛けをしたきつねさんが非常に愛らしかった。
お参りを終え長い階段を下ると、道路を挟んだ真向かいにはメガドンキ。ここに今日の目的地『来らっせ』があるわけですが、まだ少々開店までに時間があるので
ドンキの横を通り抜けて『宇都宮城址公園』へ。広大だった宇都宮城の一部を再現したものだそうです。
土塁の中に資料館的な施設がありまして立ち寄りましたところ、ボランティアのスタッフさんに、それはそれは懇切丁寧に宇都宮にまつわる様々な史実をご教授いただきました。門前町→城下町→宿場町の変遷のくだり非常に興味深かったです。「これだけ古くから栄えた歴史ある土地なのに公の資料館が無いのが嘆かわしい」とおっしゃっていました。確かになぁ。
熱のこもった宇都宮の説明を拝聴していたり、和菓子好きな妻が和菓子屋さんで宇都宮土産を調達していたら『来らっせ』の開店時間を過ぎてしまいました。まぁ平日だし並ばずに入れるだろう。
ドンキに到着。脇目もふらずに地階の『来らっせ』へ。
開店時間10分過ぎに『来らっせ』常設5店の方に入店。思っていたよりもお客さんが入っています。
『来らっせ』は餃子専門店だけのフードコート。テーブル席の他に各店のカウンター席もあります。どこに座ろうと、注文時にテーブルナンバーを告げれば出来上がり次第運んできてもらえます。(注文は各店に足を運ぶ必要はあります)
さぁ食べていきますよ。先ずは『めんめん』の羽根つき餃子。肉汁たっぷり、餃子って美味いよなぁ。少し甘みを感じるクラフトビールが進む進む。
続いて『香蘭』のねぎ塩餃子。これが絶品!餃子としては変わり種になるんでしょうけど、自分としては一番おいしかった!酸味のあるこのねぎダレが美味くてたまらんです。
『みんみん』の焼餃子と水餃子。いたってシンプルで王道な焼餃子、少し軽め。水餃子を『みんみん』オリジナルのラー油で食べたら美味しかったなぁ~。
〆は再び『香蘭』の彩りみそダレ餃子。味噌?って最初は警戒しましたが、合うなんてもんじゃなく美味過ぎ。トッピングされた野菜のシャキシャキ感も満足度を上げてくれます。『香蘭』いいなぁ~、気に入りました。
もう少し食べられそうでしたが、この後の町歩きで何と出くわすか分からないので5皿でストップ。いや~高い新幹線代払ってまでのことはあ....ったとしましょう。ここに来なければ、色んな専門店の餃子を楽しむことが出来ないわけですから。美味しかった、ごちそうさまでした。
フードコートを出ると売店。駅ビルにも同じ売店がありますが、品揃えはこちらの方が豊かでした。
腹ごなしと新たな出会いを求めて、ドンキからほど近い『オリオン通り商店街』へ。
天蓋式のアーケード、歩道も広く立派な商店街。ですがどことなく寂しげな感じ。仙台の商店街がものすごく活気があったので余計にそう感じてしまいました。ひとつの商店街規模としては遜色ないんですけどね。
オリオン通り商店街の横っちょにこんな目を惹くお店がありました。暖簾がいい味出し過ぎていて何のお店か遠目では分かりませんでしたが、ガラスの向こう側の鉄板で寡黙そうなお兄さんがひたすら焼きそばを焼いていました。
地元のお客さんが引きも切らずに来店して焼きそばを頼んでいきます。その様子を見て頼もうとした瞬間に、注文を聞いていたおばさんが「ごめんね、次は20分ぐらいしてから」と暖簾を下げられてしまいました。せっかく良い出会いがあったのに残念無念。
オリオン通り商店街を往復して二荒山神社にもう一度手を合わせてからJR宇都宮駅へと戻ります。
駅ビル『パセオ』で宇都宮土産を物色する前に、栃木と言えば苺ということで有名店『フルーツダイニング パレット」 (8010-pallet.com)』にて「なつおとめパフェ」を妻に召し上がっていただきました。至福の表情で召し上がっておられました。(参照リンク:栃木県/なつおとめ)
パフェの後は宇都宮土産物色。
残念ながら『来らっせ』には入っていなかった『青源』のショップが駅ビルに入っていまして、店頭で売っていた味噌だれの30個入り冷凍餃子をお土産に購入し帰途につきました。
残念ながら『来らっせ』には入っていなかった『青源』のショップが駅ビルに入っていまして、店頭で売っていた味噌だれの30個入り冷凍餃子をお土産に購入し帰途につきました。
『青源』の冷凍餃子は凍った状態から焼けるので私にも焼けました。娘ふたりに焼いてやると、あっという間にぺろりと15個ずつ平らげました。味噌だれが美味しい!と喜んでくれました。大成功。
宇都宮駅と経由地の東京駅で駅弁も購入。お目当てだった「かきめし」が買えなくて少し落ち込みました。
「品川 貝づくし」と冷やした日本酒で休日の締めくくり。これはこれで美味しい駅弁だ、日本酒が進む。
宇都宮駅周辺はあまり観光スポットはありませんでしたが、二荒山神社の祭事を見学できましたし、美味しい餃子をたらふく食べられましたし、美味しいお土産も買えましたので大満足の小旅行となりました。ただ仙台旅行の帰りに宇都宮に立ち寄ってれば良かったのか...っていまさら思っています。
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