暑い休日。富士山方面に足を延ばそうかとも思いましたが、どうやら10年前に宿題を残してしまってきたらしい高尾山へ向かいました。(10年前:高尾山を二度登らない: 丁稚のあれこれ雑記帳)
東名高速~圏央道と走り、高尾山口駅そばの「市営高尾山麓駐車場」に駐車。駅近で便利なうえに平日の駐車料金は最大800円とお安いので、平日午前中でもかなりの台数が停められていました。まぁさすがは人気観光地の高尾山ですね。
隈研吾氏デザインの美しい高尾山口駅を通り、ケーブルカー・リフトの麓駅「清滝駅」へ。
清滝駅の前、1号路のスタート地点に心惹かれる純和風な趣きの蕎麦店が。10年前に高尾山を訪れた時には気付きませんでした。高尾山でやり残した宿題を済ませたら、ここでお昼を食べると心に決めました。
1号路を歩いて登るなんていう気はさらさら無く、乗ったことが無かったリフトで「山上駅」を目指します。わくわく。
キビタキの美しいさえずりを聞きながらのリフト、気持ちがいいです。所要時間12分となかなか乗りでがあります。振り返ると平野部の市街地が見渡せます。
リフトの「山上駅」から少し歩いてケーブルカー「高尾山駅」へ。この辺りに10年来の宿題があるはずです。
見つけた!ここだ!
『高尾山名物の天狗焼を食べる!』
やり残した宿題とはコレです。いえね、高尾山を紹介する動画を見たりしますと、みな必ず「天狗焼」を食べていまして、しかも「美味しい」と絶賛しているのですから、10年前に素通りしてしまった悔恨の念が募っていたのです。
美味い!
よくある最中と思いきや、外側がパリッパリで香ばしく、たっぷりの黒豆餡に餅がコーティングされているんでしょうか、中はもっちりとした歯ごたえ。食感の楽しさに上品な甘さ。結構な大きさですが、いくつでも食べられそうっていうか食べたい美味しさでした。ああ堪能した。
普通なら天狗焼でエネルギー充填して頂上を目指すのですが、さる園の先にある「たこ杉」を見物して、やおらUターン。宿題も済ませて満足しましたので下山開始です。薬王院くらい行けよと。
さすがにケーブルカーやリフトで下山するのは憚られましたので、野鳥を探しながら1号路をテクテクと下山。
下りだから楽だろうと思いきや、下山序盤からほぼずっとかなりの急こう配で筋力不足な太ももに堪えます。また同時に1号路の登りは相当しんどいってことです。
麓では元気に会話していたカップルもつづら折りの辺りに差し掛かった中盤にはすっかり無言になり、リフトの山上駅付近では別れ話が始まっているかも知れません。登山慣れしていないカップルはケーブルカーやリフトを利用しましょう。
足をプルプルさせながら下山すると「東海自然歩道」の看板が目に入りました。コースを見てみると東京の高尾山から大阪の箕面まで1都8県2府、全長1697.2kmの自然歩道だそうだ。いやいや頭おかしい。でもきっと踏破している人、いるんだろうなぁ。
無事の下山を感謝してお不動さんに手を合わせる。
そして初志貫徹。『髙橋家』さんへ入店し、お昼をいただくことに。
美味しいそば茶をいただきながら頼むものを思案中。至福の時。
「天婦羅せいろ」と「鴨ねぎせいろ」を注文。
はぁ美味いっ‼
お蕎麦は香り高くてコシがあり、ほんのり甘くて重厚な旨味が重なり合っためんつゆを絡ませて、すすると...
はい、幸せ。
一緒に頼んだ「小盛り 麦とろ飯」も絶品でした。滋味に富んだ昼飯、いや~頑張って下山した甲斐があったというもんだ。
駐車場に戻る道すがら、高尾山口駅のセブンイレブンに寄るとモンベルコーナーが。しかもなかなかの品ぞろえ。さすがは年間登山者数が300万人に届こうかという高尾山ですね。
有意義な時間の感謝を込めて「高尾山麓氷川神社」で手を合わせて高尾山を後にしました。
せっかく八王子まで来たので、サンコウチョウとの出会いを期待して「八王子城跡」を訪れてみましたが、サンコウチョウの巣に向けられた砲列に辟易。こんな有様でもサンコウチョウが今年もまた飛来して子育てをしてくれていることを確認できたので、さっさと車に戻りました。(日本野鳥の会 : マナーを守って 野鳥撮影を もっと楽しもう)
道の駅「八王子滝山」に立ち寄って八王子の美味しい野菜などを買って帰宅。夏越の大祓前日ですが、お宮さんにひとがたと初穂料を納めて、茅の輪くぐりをしてから「今年残り半分も息災でありますように」と手を合わせてきました。
今回の高尾山の様に最近、低山歩きをサボってるなぁ。楽して美味しいモノだけ食べて帰ってる、いかんいかん。
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