2021-12-24

【遠足+野鳥観察 / 23種】浜離宮恩賜庭園

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休日、探鳥がてら史跡名勝を訪ねんと、東海道線に乗って新橋へ。

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訪れたのは浜離宮恩賜庭園です。墨田川の河口、園内には潮入りの池もあるということでカモ類やカモメ類の観察を期待しつつ、その時々で様々な役割を担ったこの地を歩いてみようという趣向です。京都の離宮とは違い予約なしで300円の入園料を支払えば気楽に訪れることが出来るのは嬉しい。

シロハラ
シロハラ

園内に入るや否や、サザンカの木の下でしきりに落ち葉をひっくり返してエサを探すシロハラを観察できました。冬ですね。

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園内にはカモを捕える鴨場が2か所ありました。そもそもこの地は葦が広がる湿地帯で、将軍家の鷹狩りの場所だったそうです。飼いならしたアヒルをデコイにしてカモたちをおびき寄せ、最終的に驚いて飛び立つカモたちを鷹匠操るタカが捕える。または網のようなもので捕獲すると。なかなか凝ったことをしていたんですね。

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捕えたカモたちを供養する塚もありました。

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潮入りの池、そしてお伝い橋と中島のお茶屋。日テレに電通にコンラッド...見上げるようなビル群のすぐ隣地に江戸時代にタイムスリップしたような異世界がありました。お茶屋でお抹茶でもいただこうかと思いましたが、お座敷仕様でしてブーツを脱ぐのも面倒なのでやめておきました。

潮入りの池

ブーツくらいすぐに脱げるんだし、せっかくだから和菓子とお抹茶をいただきながらカモを愛でておけばよかったな、やっぱり。

潮入りの池にはホシハジロの群れ。世が世なら鷹狩りの標的にされていたかもしれない場所ですが、いまはカモたちの憩いの場になっています。

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コガモとオナガガモ
コガモとオナガガモ
マガモ
マガモ
オナガガモ
オナガガモ

潮入りの池では少ないながらもキンクロハジロやマガモ、コガモ、オナガガモなども観察できました。留鳥のカイツブリやカルガモ、コサギにアオサギなども観察。

ジョウビタキ♀
ジョウビタキ♀

池の周りの松にジョウビタキのメスが飛んできました。ふっくらとした体にことさら大きな目が可愛い冬の小鳥です。黒×グレー×オレンジの派手なオスと対照的な色合いですね。

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メジロ
メジロ
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冬の寒さはこれからが本番ですが、梅の赤い蕾が少し膨らみ始めていました。植物たちはちゃんと春の準備を始めているんですね~。春の頃にはオミクロン株の脅威も過ぎ去っているでしょうか。

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復元された茶屋を見て回っているとこんな看板が。スワロフスキー使いは看過できない意匠です。

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かつては献上品にもなるほどタカは価値があったようです。今でも鷹匠さんはおられますが、古くはお偉いさん限定とはいえもっと人間とのかかわりが深い鳥だったんですね。

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静かで穏やかで広い庭園をたっぷり2時間半かけて歩いて回って、良い空気を吸いながら塩大福と磯辺餅をいただきました。浜離宮恩賜庭園は新橋駅や汐留駅から至近、観光客もまばら、でも園内の手入れはしっかりと出来ていますので、良い気分転換が本当に気軽に出来ます。双眼鏡があるとさらに楽しめます。


~ 観察記録 ~
ヒヨドリ、シロハラ、シジュウカラ、カルガモ、カワウ、ハシボソガラス、コゲラ、カワラバト、ハクセキレイ、ハシブトガラス、カイツブリ、メジロ、マガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、オオバン、コガモ、オナガガモ、ジョウビタキ、コサギ、オナガ、ウグイス、アオサギ

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