中編からの続き
諏訪大社四社巡りを終えて今回のお宿「ルーピアイン南湖」にチェックイン。ビジネスホテルですが上諏訪温泉かけ流しの大浴場に夜通しいつでも入れるのが魅力。大浴場気持ち良かったなぁ。たださらさらとした上諏訪温泉は身体の芯から温まりまして夏場はなかなか汗が引かなかったり。
荷物を置いてお宿自慢の大浴場で汗を流したら、フロントで周辺の美味しいお店マップをいただいて上諏訪の街にレッツゴー。もうお腹がペコペコだ。
宿のイチオシだった居酒屋さん「飲食処ばんや」へ。
人気店ということで入れるか心配でしたが、元気に迎え入れていただいて広いテーブル席に通していただきました。入口は少し敷居が高く感じましたが、広い店内は天井が高く白木(木曾檜?)がふんだんに使われていてお洒落で爽やかな雰囲気。スタッフさんもキビキビしていて心地よかったです。
先ずはさておき生ビール。お通しの豚ともやしの炒め物も美味しい。
山芋フライ
冷やしトマト
信州ポークみそ炙り焼き
馬刺し
信州名物を中心に色々と注文しましたが、どれもこれも美味しかったなぁ。最後の方は写真撮るのも忘れて飲んで食べることに専念してしまうのはいつものこと。
特に馬刺しが最高だった!
30年前に北九州で食べて以来の馬刺しでしたが、さっぱりしているのにじゅわっと旨味が広がって美味すぎ。ニンニク醤油がこれまたよく合うんだな、これが。妻は生まれて初めての馬刺し経験だったそうですが、すっかりお気に召した様子。
美味い料理と言えば日本酒は欠かせません。土地の料理には土地のお酒が一番なので諏訪のお酒もいただかなければ。
諏訪のお酒をいろいろいただける「飲み比べセット(50㎖×3銘柄)」を注文。舞姫、横笛、麗人、御湖鶴、神渡、本金といただきました。超辛口やら旨味たっぷりやら個性豊かな諏訪のお酒、妻とああでもないこうでもないと楽しく飲み比べてました。
雰囲気よし 味よし お酒よし
で最高のお店だったなぁ。フロントのスタッフさん、良いお店紹介してくださってありがとう。
ほろ酔いで日が沈む上諏訪の街を歩くのも楽しい。
跨線橋を渡って駅の向こう側へ
上諏訪駅の東側の入口。栄えているけど人通りは少なめ。
立ち寄ったのはスーパー「ツルヤ」。長野では有名なスーパーのようです。いやまぁとにかく大きなスーパーでした。お酒売り場の品揃えの壮観さたるや。長野のクラフトビールを3本ほど購入。
初めて訪れた街のスーパーってワクワクしますよね。妻も楽しそうに店内をぐるぐると見て回っていました。ツルヤの「りんごバター」ってのは有名らしくて、オリジナルのポテトチップスまで販売されていました。そして本家のジャムではなく派生商品のポテチだけ買って帰るという...まぁでもジャムは想像できるけどポテチはどう味をまとめてくるのか気になりますよね。
宿に帰って大浴場にのんびり浸かったら、結構ハードな一日だったので部屋で飲み直しもせずにコテンキュー。
おかげで翌朝はすっきりと目覚めまして、諏訪湖畔まで早朝散歩。
ちょっとした浮島にササゴイのコロニーがありました。マガモやカイツブリの寝床にもなってるようです。
湖畔の岩にはマガモのヒナ。可愛かったなぁ、癒された。
明治後期、諏訪地方で財を成した片倉財閥によって作られた「諏訪市美術館」。この和洋折衷な建物、いいですね~。
そしてこちらが「【国指定重要文化財】片倉館」。シルクエンペラー片倉財閥によって地域住民に厚生と社交の場を供するため造られた保養施設です。いや~立派ですね~建物もその志しも。千人風呂や食堂など今でも利用可能で見学だけも出来るそうです。
宿に戻って朝食バイキング。特筆すべき料理は特にありませんが、どのメニューも美味しかったです。新鮮トマトが瑞々しくておかわりしました。
9時にチェックアウト。諏訪湖が一望できるという高台の「立石公園」へ。いや~絶景だ癒されるなぁ。この光景に既視感を覚えましたが、『君の名は。』で糸守湖を望む場面を彷彿とさせるんですね。
そこからさらに北東方面に標高を上げ涼を求めて「霧ヶ峰」へ。日差しはきついけれど霧ヶ峰はとても爽やかで涼しい。
遊歩道の周辺では時折、ノビタキが姿を見せてくれました。周囲を見渡せる場所に出た瞬間、日頃の憂さが全て吹っ飛ぶような絶景が目に入ってきました。八ヶ岳に富士山に南アルプスに中央アルプスに北アルプス、木々に遮られることなく美しい山並みをぐるっと360度一望できました。はぁ清々しい!霧ヶ峰のこの景色が見られただけで今日はもう大勝利だ。
群生しているニッコウキスゲが見頃とのことで群生地の車山高原の駐車場に向かうと駐車待ちの長蛇の列。もうひとつの群生地である八島ヶ原湿原の駐車場に向かうもそちらも同じ状況。待っても良いのですが、車窓より見学にとどめて「霧ヶ峰自然保護センター」を訪れてから「霧ヶ峰ビーナス」で
(ピンぼけ失礼)こんなモノを購入。牛乳パンが長野ではローカルフードだそうで、サンドされているクリームにインスパイアされた牛乳ジャム。霧ヶ峰ビーナスで売上げナンバーワン商品ってポップにまんまと乗せられました。あ、でも素朴で美味しいジャムでした。買って正解。
昨日食べそびれた五平餅もここでいただきました。奈良井宿の丸いタイプの五平餅を食べたかったけれど、次回の宿題だな。妻はもちろんソフトクリーム。隙あらばソフトクリーム食べるからな彼女は。
霧ヶ峰観光ですっかり満足できたので帰途につくことに。途中、一宮御坂で中央高速を降りて「里の駅いちのみや」で桃を物色。
妻はじっくり吟味して京都の母親に大きな大きな桃を送っていました。もちろん自宅用にもビッグピーチを購入。
長野からのロングドライブでちょっと疲れたので青葉台に寄り道して糖分補給してから帰宅。

避暑メインのほぼ思い付きで訪れた長野県でしたが、奈良井宿に諏訪大社四社巡りに霧ヶ峰そして美味しい居酒屋さんと記憶に残る良い旅になりました。妻籠宿や馬籠宿など木曽路はまた訪れたい場所です。しかし日本には良いところがいっぱいありますね~、生きているうちにたくさん行きたいなぁ。
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