2023-07-21

夫婦で行く初めての名古屋 ~ 前編

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母の介護で帰郷している妻が京都から横浜に一時帰宅するというので、名古屋で落ち合って名古屋めしを堪能してきました。

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夫婦ともに名古屋を訪れるのは初めて。しかしながら暑い時期ですので名古屋城や熱田神宮といったメジャー観光地はばっさりカット、商店街や商業施設を巡りながら「ただただ名古屋めしを堪能する旅を」ということで妻と合意。

YouTubeなどで仕入れた名古屋めし情報をスマホに覚えさせての名古屋入り。「アンタ、暇人か」と妻には笑われましたが、段取り八分という言葉を知らないのでしょうか。ったく。

妻から「洗濯と料理の作り置きが終わる10時頃に京都の実家を出ます」と連絡がありました。横浜の自宅から名古屋駅までは1時間半ほどなので、楽しく視聴している朝ドラ「らんまん」を見てから家を出ました。

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10時10分に名古屋駅到着。ホームに降り立つなり、名古屋めしの誘惑。「きしめんくらいなら食べてもダメージは少ないか...」と頭をよぎりましたが、加齢により本当に量を食べられなくなってますので自重。

そうそう新横浜から名古屋までは博多行きののぞみに乗車しました。指定席を取らずに3両しかない自由席を利用しましたが、余裕をもって座れました。

新幹線改札を出るとたくさんの人。そして広くて長いコンコースに圧倒されました。さすがは大都会だ。

妻から「11時過ぎに名古屋に着く」というLINEが入ったので、妻の到着前に最初の名古屋めしをいただく場所最右翼の「エスカ地下街」を事前調査。太閤通口のエスカレーターで降りるとエスカ地下街、コインロッカーゾーンがあるのも確認。

稲生


どこかのタイミングで必ず訪れることになるであろう、ひつまぶしのお店「稲生」。ひつまぶしの有名店は名古屋に数多ありますが、お手頃価格でアクセスも良いのが魅力的。

エスカ


名古屋らしい純喫茶もありました。

エスカ


名古屋コーチンを始めとした鶏料理を堪能できる有名チェーン店「鳥開」。

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名古屋と言えばってくらい名前が売れてるみそかつの有名チェーン店「矢場とん」もありました。ソースとみそだれの両方が楽しめる「わらじとんかつ」なんてものを、うっかり頼んでしまったら初日はもう何も食べられなくなりそう。美味しそうだけど。

エスカ

エスカ


味噌煮込みうどんも美味しそうだなぁ。暑い時に熱いうどんは正しい選択だが、妻と要相談だ。

味仙


一度名古屋駅のコンコースに戻り「名古屋うまいもん通り 太閤通口」にある「味仙」へ。個人的に妻が何と言おうと名古屋旅の間に必ず訪れたい店である。味仙の台湾ラーメンを食べずして名古屋を後にはできまい。

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続いては中央コンコースを桜通口方面を調査。銀時計からすぐ進行方向右側の「ぴよりんSTATION Cafe gentiane」にぴよりんが並んでいました。可愛いな。

ぴよりんはプリンをババロアで包んで粉末状のスポンジをまぶした物ですが、まぁ最初にこのフォルムを考えた人は天才だ。SNS時代にぴったりの一品。ともかくこれもマストだ。

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桜通口の金時計に到着。左右にはタカシマヤ。この先に地下鉄の入口があるようだ。それにつけても見知らぬ大都会の駅は巨大なうえに人もたくさんいるし、オロオロするわ。

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そろそろ妻が到着しそうなので新幹線改札へ。戻る途中にあった「ギフトキヨスク」にて名古屋土産の視察も行いました。何といっても駅弁の目新しさに心を奪われました。ひとつ分かったことは、もし仮にみそかつを行程の中で食べ損なったとしても駅弁で食べられるということです。

名古屋めし その1 「ひつまぶし」

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11時10分に妻と合流。コインロッカーに荷物を預け「お腹減ってる?最初の名古屋めしは何にする?」と問いかけると即座に...

妻「ひつまぶし!ひつまぶしのお腹っ!」

というわけでエスカの「稲生」へ。11時の開店前から列が出来ていたのでしょう、第一陣には乗り遅れ長い行列に加わりました。仕方ない仕方ない。

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同じ時間の「矢場とん」はさらに長い列が出来ていました。

稲生

40分ほど並んでから入店。久しぶりに再会した妻とバカ言い合いながらだったし、旅の初めでまだ元気だったので、待機時間もそれほど苦になりませんでした。

ひつまぶしの後のこともあるので、特上や上といった全力メニューは回避して「ひつまぶし」を注文。ノンアルビールを飲みながらひつまぶしの作法を学んでいると

稲生

稲生

いや~たまらんですね!これは美味そうだ。しゃもじで4等分くらいにして、まずはそのままいただきます。

美味い!甘くてしっかり味だ

甘めで濃厚な味付け、身はジューシーで皮はパリッ。これは美味いわ。待った甲斐があった。

稲生

先ずはそのまま、次はネギとわさびを乗せて、最後はだしをかけてと味変しながら美味しくいただきました。私は薬味を入れてだしをかけた茶漬け風が一番好みかな。妻は薬味乗せが一番好きみたい。ごちそうさまでした。しかし結構お腹に溜まったぞ、というかのっけからほぼ満腹だが...

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食後は「Dragons Store」へ。ドアラはキャラが立ってるよね、グッズも可愛かった。

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エスカレーター下のギフトキヨスクで妻を交えて名古屋土産を下調べ。関東でも買えるかもしれないけどコメダの小倉トーストサブレは義兄のお土産に決定してもよかろう。

次なる目的地の大須商店街を目指し、名古屋駅中央コンコースを通って東山線へ。隣りの「伏見駅」で鶴舞線に乗り換えて「大須観音駅」で下車予定。

だったのですが

東山線名古屋駅のホームは人、人、人。立すいの余地もないくらい。しかも効率的に多くの乗客を並ばせるためか、斜めに並ばせるシステムのようでかなり面喰いました。なんとか入線してきた車両には乗れたのですが、伏見駅もこんな状況なのかなと不安になり一つ先の「栄駅」まで乗って下車しました。

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栄駅の改札を出ると地下街(森の地下街)が伸びていました。全く不案内な状態ではありましたが「栄まで来たのなら名古屋のテレビ塔を見てから、大須商店街方面に向けてまち探索すべし」と地下街を北上。

ドン突きだったか適当なところだったかで地上に上がると「オアシス21」に出ました。そういやこんな観光スポットもあったなと。

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しばらくまた地下街を進んで「中部電力 MIRAI TOWER」に到着。肝心のテレビ塔を写真に収めてませんが、3Fから栄近辺の様子を見通しました。有料(1,300円)の展望フロアには行きませんでした。

その後は栄のまち探索...と意気込んでおりましたが、殺人的な太陽光線と照り返しに堪らず地下街へと逃げ込みました。

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老舗喫茶店のコンパルが地下街のごくごく近くに2店舗構えてました。そしてここのエビフライサンド、気になって仕方がないが凄いボリュームだよなぁ。食べたら負け確定(もうその日は終了)だしなぁ。

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地下街から三越へ、渡り廊下でお洒落な「ラシック」へ。涼しい商業施設でのんびりと腹ごなし。

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大津通りに出てそこから大須商店街目指してえっちらおっちらと歩いて行きます。あづい。

三輪神社
三輪神社 

三輪神社

そろそろ大須商店街ってところの「三輪神社」さんでお参り。女子が好きそうなお宮さんでした。

大須商店街


お宮さんを出ると天蓋アーケードの商店街が見えてきました。楽しみにしていた「大須商店街」です。大須観音(北野山真福寺宝生院)を中心にいくつかの商店街が集まった繁華街のようです。

大須商店街


大須に来たら必ず食べようと思っていた包子のお店、シャッターが閉まってました。水曜定休でしたか...旅先あるある食らった。

名古屋めし その2 「コンパル」

コンパル

しばらく商店街を歩いていると横丁に「コンパル」が見えました。アイスコーヒーで休憩だねと意見が合いました。

コンパル

どうやら本店のようです。良いですね、まさに昭和の純喫茶の趣き。

コンパル

コンパル

コンパルのアイスコーヒーには作法があるようです。


ホットコーヒーを氷たっぷりのグラスに移して飲む。皿の上にグラスを置かないと妻の様に溢しがち。しかし驚くほど早く冷えますし、香りがとても良く老舗のこだわりを感じました。

コンパル

妻が「小倉トースト食べたい」と言うもんだから、うっかり「じゃあ半分食べてあげるよ」なんて返してしまい、これぞ名古屋めしな逸品をいただくことに。エビフライサンドよりかはダメージ少ないかと思いきや、あんこもバターも食パンもボリュームたっぷりですごく美味しかったけど、胃袋にドッス~ンと鉄球を落とす結果となりました。ふたりともちょっと後悔した。

200円足してコーヒーをおかわり。アイスからホットでもOK。苦みが効いた美味しいコーヒーでした。近所の常連さん達が楽しそうにコーヒー片手に談笑してて、愛されてるお店なんだなぁとしみじみ。

大須商店街


天蓋アーケード商店街でよく見かける先進的スタイルのお寺さん。妻はお不動さん、私はお稲荷さんにお参りしました。

大須商店街

お寺を出てしばらく歩くと可愛い招き猫がいる広場に出ました。ここから東仁王門通りを通って大須観音へ向かいます。

大須商店街


唐揚げが有名なお店。李さんご本人が店番をしてました。小倉トーストで胃の容量限界値を迎えてしまった我々が、食べられるわけもなくスルー。

大須商店街

大須商店街


鶏の丸焼きが名物のお店。ハワイでいうところのフリフリチキン。こちらはブラジル系のお店でしたけどね。ブラジルでは日曜や祝日にフランゴ・アサード(鶏の丸焼き)を食べる習慣があるそうです。嗚呼、美味しそうだなぁ。

大須商店街

歩道のど真ん中にワゴンを出して商品陳列するスタイルは、なかなか斬新。アウトレットモールなどからヒントを得たのかな。天蓋アーケードだからこそ可能なスタイル。でもワゴンで細くなった歩道で右や左のショップに気を取られていると背後から自転車が...という危ないシチュエーションもありました。結構、歩行者と自転車の衝突事故多そう。

大須商店街

東仁王門通りを抜けると、大須と入った赤提灯がキャッチ―な商店街入口アーチが見えました。商店街入口のこうしたアーチの出来が良いと、やっぱりワクワクするもんですね。うちの商店街ももう少しワクワク感を醸し出すものにした方が良いかもなぁ。

大須商店街


名古屋名物ういろうだ。食べ歩きも出来るバー付きのういろうなども売ってました。創業70年以上の老舗なのに、新商品の企画力に長けていて素晴らしいです。

大須商店街

門前町らしい佇まいで活気もあって楽しい商店街を歩いて行くと

大須観音


大須観音に到着しました。おお立派だ。

大須観音

観世音と入った大きな提灯。美しかったですわ。

大須観音

丁寧にお参りしてから社務所に寄って御朱印をいただきました。

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境内を出ると居酒屋スタイルの「昔の矢場とん」がありました。串カツやどて煮に味噌おでん...くぅ~食べたい飲みたい。もっと若い時に名古屋めし旅をすればよかった。

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大須観音のお参りを済ませる頃にはすっかり歩き疲れ、これからまた地下鉄乗り換えて帰るのかとげんなりしていたら、大通りに「名古屋駅」行の市バスが停車中。あまりよく確認もせずに乗り込んで人心地。Suicaで乗れました。

乗り込んだバスは「都心ループバスC-758」で、名古屋駅から栄・矢場町を経由して大須地区を往復する循環バスでした。最短ルートで名古屋駅に向かうバスの倍以上の時間がかかったみたいでしたが、まぁ座ってるだけだったし車窓から名古屋の街並みを眺められたので問題なし。

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バスターミナルから名古屋駅コンコースを通り、太閤通口から徒歩5分くらいのところにある今夜の宿「APAホテル 名古屋駅前」にチェックイン。

仙台の駅近APAがとても便利だったので名古屋でも利便性に期待して駅チカのAPAを選びました。ただまぁ名古屋は仙台と違い駅から離れた栄や大須といった方が栄えていて、APA名古屋駅前周辺にはあまり飲食店がありませんでした。てなわけで夕食はまた駅か繁華街に出張って行かないとなりません。ちょっと失敗だったかも。

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でも部屋は名古屋城ビューで金の鯱もしっかり見えました。ありがたい。

18時にチェックインするまで頑張って歩きましたが、おやつに食べた小倉トーストの腹持ちが素晴らしく、荷物を置いて「さぁ夕食!」という気分にふたりともなれませんでした。大浴場で汗を流したり2時間ほど休憩を余儀なくされました。


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