この秋(11/11)、新海誠監督の最新アニメ映画『すずめの戸締まり』が公開予定。そして映画公開に先駆けて8/24に『小説 すずめの戸締まり』が発売される。
え⁉ ネタバレ、先に読ませちゃう?
新海誠監督は『ほしのこえ』『雲のむこう、約束の場所』『秒速5センチメートル』と、交差した想いはいつしかすれ違い再び交わらない、そんなもどかしくも悲しい作品を続けて発表。新海氏の原点であり、これぞ新海節という作品群。その後『星を追う子ども』で新境地を模索し、『言の葉の庭』ですれ違うだけのお話しから脱却することで大衆への大露出の足掛かりを得ました。
そして2016年の『君の名は。』が大ヒット。社会現象となり、遂にアニメーション監督しての地位を確固たるものとしました。往年の新海節と観客の想いを巧みにすり合わせた新しいスタイルは、大いに認められました。音楽も補完する小説も含めて、あの作品は素晴らしかった。
3年後の次回作『天気の子』もそれなりのヒットとなったものの、ハードルが上がり切った(期待が膨らみ過ぎていた)状態にも関わらず、登場人物たちに感情移入しにくく(個人的には)若干のガッカリ感。
そしてさらに3年経て『すずめの戸締まり』。新海誠監督の正念場となるでしょう、かの人を継ぐ国民的アニメーション監督になるかどうかの。一方、私は公式のネタバレ小説を読むか読まないか、10日間じっくり考えます。
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