2023-08-13

【療養記録】コロナ感染そして発症

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新型コロナウイルスに感染し発症しました。この3年半、自分なりの防衛策で感染を免れてきておりましたが、第9波でついにその波に吞まれてしまいました。

家族旅行からの帰り道、まず妻が体調を崩しました。あの日はエアコン全開にしても車中が暑くなるくらいの酷暑日でしたから、軽い熱中症だと思っておりました。ただ翌日も微熱と倦怠感が続いたので、本人思うところがあったらしく発熱外来で検査を受けると...コロナ陽性判定。

その日の晩に次女が、翌朝には長女が熱発しぐったりと動けなくなりました。そしてその翌日、私も微熱と喉の違和感を感じましたので、長女と次女と一緒に発熱外来を受けると全員が『陽性』判定となりました。

まさしく家庭内パンデミック。狭いマンション暮らしですから徹底した隔離など出来ないところに、暑さ対策で換気不十分だったことも災いして3日ほどで家族のほぼ全員がコロナを発症してしまいました。

ただひとり感染を回避できたのは息子。家族旅行をともにした超絶濃厚接触者ですが、一度出かけたら出っ放しの鉄砲玉なのが吉と出たのか、一人だけコロナ罹患経験(自ら得た抗体)があるからなのか、発症せずにどこかで元気に暮らしているようです。転がり込まれた先には申し訳ないけれど、こちらが落ち着くまで避難先として利用させてもらって一切自宅に近付かないように指示しました。

【発症0日目】
妻と次女は隔離部屋。洗濯や洗い物を済ませてリビングでのんびりYouTubeを見ていると、喉に微弱な違和感が。「違う。これは違う。俺はワクチンを6回も打っているんだ、感染するわけがない」とあまり心配せずに就寝。

【発症1日目】
翌朝、嚥下がつらいっていう状態ではないけれど、喉の違和感が少し強くなった感じ。咳も出る。熱は37度前半の微熱。軽い倦怠感。自宅で抗原検査実施、陰性。念のため発熱外来予約して検査、陽性。嘘だろ...。

まぁ6月末にワクチンを接種したところだし、陽性になっても大した症状も出ないままだろうと高を括っていたら、午後になって38.8度まで上がる。高熱特有の身の置き所が無い感じで熟睡できず、0時に解熱剤を服用。

【発症2日目】
解熱剤がよく効いて朝5時まで熟睡。午前中は熱も無く快調だったが、午後になって激しい倦怠感とともに発熱し39.2度。解熱剤服用し、眠れないまでも横になって身体を休める。夜になっていよいよ喉が痛くなってきた。熱は下がったけれど、喉が痛くて何度も目が覚めてしまう。それでも「睡眠時無呼吸症候群」治療器であるCPAPが、口呼吸を防ぎつつ加湿もしてくれるのでありがたい。

【発症3日目】
激しい喉の痛み。唾液も水も飲みこむのがつらい。鎮痛剤として処方された解熱剤を服用するも、喉痛に効かない上に体温が35度まで下がってしまう。鎮痛剤も濫用できず、のど飴も全く効果なし。この喉痛がいつまで続くのかと不安になると同時に、絶望感に苛まれる。

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待機期間明けの妻に頼んで「浅田飴AZうがい薬」を買ってきてもらった。喉痛によく効いたというツイートを目にして、藁にもすがる思い。

しかしありがたいことにこのうがい薬、炎症を鎮める効果が確かにあり、何度も何度もうがいを繰り返すうちに徐々に喉痛が軽減され、夜にはかなり喉痛が緩和しました。

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ただまぁ喉痛の軽減はうがい薬によるものだけではなく、処方された抗ウイルス剤の薬効がようやくじんわりと出始めてくれたのもあったかもしれない。この抗ウイルス剤は評判が良くないですし、大きいうえに一回4錠と大量で服用しにくいったらありゃしませんでしたが。(ちなみに家族はまた違う抗ウイルス剤を処方されていましたが、新薬を信用せず服用していませんでした)

【発症4日目】
喉痛は午前中でほぼ解消される。あんなに激しい痛み(炎症)だから長期化必至かと思いきや、引く時は一気に痛みが引く。ありがたいけど驚き。倦怠感や関節の痛みもなくなる。暇を持て余す状況だが、静養に努める。

【発症5日目】
もはや健康体。微弱な喉の違和感を残すのみ。ただ、まだ他人様に感染させてしまうポテンシャルを有するので蟄居。

【療養を終えて】

発症から2日目と3日目の症状は激しかったですが、ごくごく短期間でしたし、症状が高熱と喉痛といった対症療法の範疇で済みましたので結果的にはかなりの軽症でした。

ただ軽症で済んだとはいえコロナの症状を体験すると、ネットでよく目にする「コロナなんてただの風邪、栄養とって休養すれば治る」という軽口が全く的外れなものに感じますね。激しく症状が出ている間は、動けない飲めない食べられない寝られないんですから。抗ウイルス剤が必須とは言いませんが、少なくとも解熱・鎮痛・咳止めなどの対症療法薬がなければ地獄の療養期間となったでしょう。

ワクチンの有効性に関しては世間を真っ二つにし血で血を洗う状況ではありますが、重症化しやすい持病もちの50代が軽症で済んだんですから、機会があるごとにワクチン接種をしておいて良かったと心から思っています。発熱や喉痛に苦しんだ時間が他の家族より圧倒的に短かったのも、一か月半前のワクチン接種と無関係では無いと思っています。

私以外の家族はピークが3~4日続いていました。強く出た症状としては同じ株であっても高熱であったり喉痛であったり咳であったり腹痛であったり関節痛であったりとまちまちでした。気の毒なことに妻は後遺症として軽い味覚障害が出ています。症状が出にくいはずの10代・20代の娘たちが症状のピーク期間が私より長くなった原因は、ワクチン接種から日が経っていたことと抗ウイルス剤の服用の有無かもしれません。

5類に移行して世間では「もはやコロナは終わったもの、脅威とならないもの」という認識ですが、感染発症したら「めっちゃしんどい」のは間違いないです。この盆休み、行動抑制を促すつもりはありませんが、波が来ているのは間違いないので、出来る防衛はしておいて損は無いと思います。

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【助かったアイテム】
アイスノン、熱さまシート、スポーツドリンク、inゼリー、パピコ、冷やした果物、AZうがい薬、のどぬ~る ぬれマスク

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