
岡山旅2日目の行動開始は早朝。年齢的に全く苦ではない。
岡山駅から吉備線(桃太郎線)に乗って吉備津駅を目指します。
乗車25分ほどで到着。
味わい深い駅舎。

目的地は旧官幣中社の吉備津神社。長~い回廊で有名だそうで、早朝の散歩がてらお参りに。
桃太郎ゆかりの地らしいマンホール。やたらと可愛いじゃないか
松並木の参道まで来たらもうすぐそこ。
早朝ということも手伝ってか、重々しく厳かな雰囲気。
さすがは吉備総鎮守、奉納提灯の数に圧倒されます。
国宝の本殿。出雲大社、八坂神社に匹敵する大きさだそうだ。たしかに立派。
拝殿脇から南へ延びる回廊。総延長は398mもあるそうだ。
う~む見事な回廊だけど、その見事さを写真で表現するのは難しいな。
清々しい気持ちとともに朝の御勤めを終えて吉備津駅に戻ってきました。時刻は7時半、通勤通学の乗客でホームはにぎわっておりました。
岡山駅に戻り山陽本線に乗り換えて倉敷に向かいます。まさに朝のラッシュ真っ只中。
15分ほどであっという間に倉敷に到着。
時刻は8時20分。朝食がまだですが倉敷美観地区を目指します。途中や美観地区で何か食べられるでしょう。
吉備津では桃太郎でしたが倉敷市は藤が市の花だそうです。
まだシャッターが閉まっている静かな商店街を歩いて美観地区を目指します。
いやここがなかなかに広い神社でしてご本殿にたどり着くまで結構長い道のりでした。
後からマップを見かけましたが、あの森の辺り一帯が阿知神社。なるほどこれは軽い気持ちで参拝できる広さじゃなかった。
ただ美観地区の街並みを高台から眺めることが出来たのでご利益はありました。
阿知神社のお参りを終えて南鳥居をくぐり出ると、そこは江戸時代の街並みが広がっていました。ここが美観地区か、ずっと来たかったんだよ。
マップも持ち合わせずに足の向くままに歩いていたら、こんなレンガの壁に行く手を阻まれました。
レンガの壁沿いに歩いて行くと中に入る場所がありまして、一気にヨーロッパに連れていかれたような感覚に。ここのレストランで朝食を食べようかと思いましたが、朝食の時間はもう終わっておりました。残念。
どうやら倉敷アイビースクエアというホテルも含めた複合文化施設でした。もとはクラボウの工場だったそうで、本当に広大すぎてたまげました。ちょっとした町いっこ分くらいありました。
広大な迷宮から抜け出してようやく美観地区のメイン地域を訪れることが出来ました。
城崎温泉や佐原などと同様、江戸時代にタイムスリップした感覚になりますね。
せっかくなので天領倉敷を現代まで豊かな土地として存続させた大原家ゆかりの大原本邸を見学。
こういう演出、トヨタ産業技術記念館でも見たやつだ。
素晴らしい邸宅を見学したら、奥座敷で日本庭園をゆったり愛でさせていただきました。
そして美しい日本庭園を眺めながらお茶とお菓子をいただきました。遅めの朝食。なんとも贅沢だが腹の足しにはならん...
まだまだ空腹なので橘香堂に立ち寄って...
出来立ての岡山銘菓「むらすずめ」をいただきました。他の菓子店でもむらすずめは販売されていますが、正真正銘ここが元祖だそうです。味や食感が想像通り過ぎてお土産候補にすべきは微妙なところ
和菓子だけではお腹がふくれなかったので「サンドウィッチくらいあるだろう」と、倉敷美観地区の名店エル・グレコに立ち寄ることに。表にメニューもありませんし、扉を開けるまで中の様子が全く分からないので、どういう展開になってもOKという覚悟で入店。
レトロではあるけれど清潔だし広々としていて天井も高いので非常に快適な空間。
コーヒー(トラディショナルブレンド)とカフェオレ、カステラを注文。残念ながらサンドウィッチはありませんでした。でもコーヒーもカステラもとても美味しかったので満足。勇気出して入って良かった。
あっち行ってこっち行ってまた戻ってと美観地区を楽しんでいたら、本格的にお腹が空いてきたので「きび蕎麦」が自慢という「冨來屋本舗」の暖簾をくぐりました。
きび蕎麦はまったく蕎麦に遜色ないくらい美味しい。メニューに「たこめし」「ままかり寿司」があったのでそちらも。この旅で岡山名物は全部たべてやる。
美味しい和食にはやっぱり日本酒、岡山のお酒「嘉美心 純米」もいただいて、ああ幸せ。
デニムストリートなどを冷やかした後は細い路地を抜けた先にある「岡山くだものミュージアム」で岡山名物をいただいてから美観地区を後にすることに
岡山といえば白桃です。季節的に桃自体はもう無いので白桃ソフトでまたひとつ岡山名物をいただくことが出来ました。ちゃんと桃の味がして美味しかったなぁ。
15時過ぎに岡山駅に戻りました。夕食まではまだ時間があるので、早めに岡山土産を買ってしまうことにしました。
岡山駅には「岡山一番街・さんすて岡山」という大規模なショッピングビルが併設されてましてそちらでお土産を物色したのですが、岡山土産の種類の豊富さには参りました。前日からきびだんごを試食したりむらすずめを試食したりと的を絞る努力をしましたが、真剣に選ぼうとすればするほど迷いが生じまして気持ち悪くなりそうでした。
ま、それでも妻に助言をもらったりしながら無事に予定していた先様分のお土産を購入することが出来ました。はぁ~こんぴらさんの階段なんて楽なもんだわ、今回お土産選びが一番難儀だった。
夫婦で大きな紙袋ふたつ分の戦利品。やるべきことはやった、もうこれで旅を楽しむだけだ。
さてお楽しみの夕食タイム。旅先の夕食は居酒屋さんで地の料理をいただくのが大好き。それもやっぱり美味しく。ってことで大きな期待を胸にGoogle評価が高かった「和食酒場 伸たこ」へ。予約無しでしたが開店早々に行ったので90分以内限定でカウンター席に通してもらえました。
よ~く冷えたビールとあわびのお通し。もう優勝!もう美味しい。
プレモルってのも良いよね
地魚の刺し盛。妻と譲り合いながら美味しくいただく。タコ最高でした。
出汁巻き。関東の甘いタイプじゃなくて関西の出汁味のしょっぱいタイプ。甘いのも好きだけど関西タイプも美味しいわ~。日本酒欲しくなるよね
岡山名物の鰆。どれもこれも美味しくて酒があっという間に無くなっていく。楽しいなぁ。
締めは黄ニラの雑炊。岡山名物をしっかりといただいていきます。これも出汁がしっかり効いてて美味しかったなぁ~。
大満足。大当たりのお店だった。岡山はもうたぶん来ないと思うけど、美味しいお店があったことは一生記憶しておこう。
妻が明日の朝ごパンを買いたいというので「public bakery」に立ち寄りました。ベーカリー・フレンチバルだそうでパンも売ってるし夜はお酒も飲めるしってお洒落なお店。翌朝パンをいただきましたがボリューム満点で朝から腹パン。お若い人向けですわ。
なんだか飲み足りなくて宿に戻る前に岡山駅の「ソバキチ」でもう一回締めることに。頼んだのは黄ニラとニラのぶっかけ蕎麦と
黄ニラのおひたしと日本酒(何か忘れた)。妻と二人で「いい歳して何やってんだろね」と苦笑しながら美味しくいただきました。
我ながら朝から夜まで頑張って観光に食にと、岡山を大満喫したんじゃなかろうか。宿に戻ったら大浴場に行く気力もなくシャワーだけ浴びてバタンキューでした





















































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