前編からの続き
起床したら部屋の窓から立山連峰をまず拝む。昨日はくっきりぱっきりと見えた立山連峰ですが、この日は霞がかってシルエットの様な見え具合。やはり絶妙なタイミングで富山に来たんだなぁ。
朝食前にちょっと散歩。先ずは県庁前公園へ。三等三角点が設置されていました。
県庁前公園から富山城址公園へ向かう道で見かけた消火栓の可愛い蓋。立山連峰とアザミがモチーフだそうな。
朝6時の富山城址公園。広々としていて気持ちが良い。
「富山市郷土博物館」の横の木々がサギ類のコロニーになっていて、アオサギやダイサギ、コサギにアマサギと朝から賑やかなことこの上なしでした。ちなみにアマサギはライファーでした。田んぼじゃなくてこんな場所で観察することになるとは。早起きは三文の徳。
富山県民会館の前には「ノーベル街道」の紹介掲示がありました。富山から名古屋に至る国道41号線沿いの土地から5人ものノーベル賞受賞者を輩出したことでノーベル街道と名付けられたとのこと。
散歩の後は宿に戻って朝食ブッフェへ。
さすがはダイワロイネットホテル富山駅前自慢の朝食ブッフェ。美味しそうな料理ばかり。こちらは鯛めし茶漬け。海老出汁とカツオだしの2種類で楽しめました。当然2杯いただくことになりました。
サーモンに鯛にブリのお刺身!これが絶品!
冷やし富山ブラックや五箇山豆腐、ホタルイカの沖漬けなど富山名物料理満載の朝食。幸せだ。
鯛とブリ。特にブリが最高!爽やかで旨味たっぷりで薬味も醤油も要らないくらい美味しかった。もちろん何度もお代わりしてしまった。
ビジネスホテルの朝食バイキングでこんなに大満足出来るなんて富山のポテンシャル恐るべし。これが旬の時季だったらもっと美味いんでしょ?ああ恐ろしい。そして簡単気軽に美味しいお魚が食べられる富山の人が心底羨ましく思いました。はぁ動けないくらい食べた。昨夜の嫌な記憶を美味しいブリで良い記憶に上書き保存できました。
早めにチェックアウトしてあいの風とやま鉄道で再び高岡へ。
改札出て右、加賀藩2代藩主前田利長公の菩提寺「瑞龍寺」へ向かいます。
立派な参道を歩いて行くと総門が見えてきます。拝観料500円。
総門前から山門越しに仏殿まで見ることが出来ました。
伽藍の配置図。建物が非常に整然と配置されていることが分かります。
総門から山門へ。
この砂利敷きのスペースにコチドリの小さな小さなヒナがいて、ちょこちょこと動き回って可愛かった。ヒナから目を逸らすために私たちの方に親鳥たちが近づいてきます。意地らしいですね。
山門から先は境内一面に芝が植えられていて、うっとりするくらいとても美しかった。
仏殿。なんか最近色々問題が起こってるから、こんなに無防備で良いのだろうかと不安に。
苔むした石灯籠越しに法堂を望む。
法堂。右手には東司の守護神(トイレの神様)として有名らしい烏瑟沙摩明王(うすさまみょうおう)が祀られていました。左手の外には前田家・織田家の石廟がありました。
やはり芝生と伽藍のコントラストが美しいなぁ
法堂・大庫裏。山門。禅堂は回廊で結ばれていました。趣きがあるなぁ。日差しがきついからありがたくもありました。
大庫裏の手前には賓頭盧尊者(なでぼとけ)が鎮座していました。手の届かないところを綺麗にして差し上げました。
大庫裏。
高岡から富山に戻って市電でTOYAMAキラリの「富山市ガラス美術館」へ向かいます。
今回もレトロな車輛。これはこれで味があって好きですが、最新型の市電にも乗りたいなぁ。
富山市ガラス美術館(TOYAMAキラリ)は電停「西町」からすぐ。かなり特徴的な外観。
そして富山市立図書館と美術館が入った内観がさらにこれまた特徴的だ。さすが、あの隈研吾建築都市設計事務所も設計に携わっているだけありますね。
ガラス美術館の見応えが凄かった。軽い気持ちで来たからギャップで草臥れた。カフェでひと休み。
西町交差点を行き交う市電を眺めながらコーヒーフロートをいただきました。
ガラス美術館から富山駅への帰りの市電はようやく最新型のセントラムに乗ることが出来ました。
最新型はやっぱり快適だ。次の電停の表示が出るのも土地に明るくない観光客には助かる。
さ~て旅の締めくくりは「きときと市場とやマルシェ」で富山土産の買い出しだ。
エスタにあるスーパー「アルビス」でもお土産を探します。新幹線の中のお楽しみとして氷見産のブリの刺身を購入。
持ち運びに支障が出るほどのお土産を買いこんで15時過ぎの北陸新幹線に乗り込みました。楽しかった富山の旅もいよいよ終わり...
ません。とやマルシェで買った白えびの天婦羅とスーパーで買ったブリの刺身で、まだまだ富山を楽しみます。398円のブリの刺身、これまた美味かった。
「梅としそと昆布のます寿し / 吉田屋」もいただきます。さっぱりしていて美味しかった。
土産の重さにふぅふぅ言わされながら帰宅。お土産の一部をご紹介。昆布がりはやっぱり買っちゃうよね。
その夜は家族で色んな種類の鱒の寿しを楽しみました。身厚な特撰がめっちゃ美味かった。娘にカットを頼んだら貴重な昆布が取り除かれてましたが、まぁ味は滲みてるだろうからよし。
次の夜も「ぶりのすし / 源」でまだまだ富山を満喫。ブリらしくすこし脂があるのも良いですね。かぶらも良い味出してます。美味しかった。
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ずっと見たかった立山連峰の景色が見られただけでも大満足の富山旅だったけど、富山の魚の美味しさにもすっかり魅了されてしまった。これで紅ズワイガニや寒ブリが食べられる冬に富山に行ったらどうなっちゃうんだろう、美味いモノが大渋滞じゃないか。雪景色の立山連峰はなかなか難易度高いけど、海鮮は行きさえすれば必ず食べらえる。冬の富山も行くしかないな。
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