前編からの続き
内宮参拝の後はおたのしみ、門前町のおはらい町・おかげ横丁での食べ歩きスタート！
おはらい町に入るなり「二光堂」さんにて、揚げ物バーやあんバター、松阪牛まんなどを召し上がる母娘。天照皇大神の目の前で美味しくいただいていますね。
老舗群に溶け込むように新参のショップも。一年中、参拝客・観光客が引きも切らないスポットですから、テナントに空きが出ればすぐに埋まるでしょうね。
美味しそうだけどボリュームあり過ぎるんだよなぁ、おっさんには。
虎虎（ことら）のマークが可愛いなぁ。はちみつ風味の虎虎焼、買っておけばよかったなぁ。立派な伊勢のしめ縄も良いですね。
赤福本店。この時点ではまだ喫茶の列は短めでしたが、しばらくしてから訪れたら長蛇の列になってました。なかなか本店の暖簾をくぐる機会が無いなぁ。
蔵元の甘酒。旅人にとって甘酒ってのは骨身に染みるというか、ピンポイントで心身の疲れを癒やす栄養ドリンクだと思います。そしてそれは美味しくないと正しく作用しないとも。
こちら流石は蔵元、美味しい上にスタミナ回復してくれる優れた甘酒でありました。ちなみにオプションの生姜は入れました。
赤福が牛耳る（語弊しかない）おかげ横丁へ
前回訪れた際は牛丼をいただいた『豚捨』さんで、今回はコロッケとミンチカツをテイクアウトしました。ミンチカツ美味いなぁ、並ぶだけの値打ちはあるな。
ひとくち頂くだけで積極的に食べ歩いていない私、流石にお腹が減ってきたので...
伊勢醤油さんの「伊勢焼きうどん」を貪るようにいただきました。伊勢うどんは前回いただきましたが、その焼うどんver.となりますが。さすがは醤油屋さん！濃厚で甘みが効いていて美味しい焼きうどんでした。
ひと通りおはらい町/おかげ横丁での食べ歩きも済ませので、しっかりとしたお昼ご飯を食べようってことで「てこね寿司」で有名な『すし久』さんへ。
いいですね～五十鈴川を望む大広間。椅子席もありますが、我々は座敷席に通されました。
外宮のお参り前で申し訳ないのですが、身体が冷え切ってしまったという体で熱燗を一合だけいただきます。
そしてこちらが伊勢名物の「てこね寿司」。マグロかと思っていたらカツオだったんですね、いやお恥ずかしい。カツオはびっくりするほどの厚切り、赤酢でしょうか？酢飯もしっかり色と味が付いていて美味しかったです。
次女は海老フライ膳をチョイス。現代においてはこちらこそが名物だったりするようで、Google評価も次女評価もすこぶる高かったです。
外宮をお参りしたら「せんぐう館」へ。学校で伊勢神宮の社殿建築（社殿の建築 | 伊勢神宮）について学んだという次女はせんぐう館の展示を見入っていました。学校で学んだ興味深いことを現地で実際に見るというのは貴重な体験ですよね。予期せず良い機会を次女に与えることが出来てよかったです。
伊勢市駅に戻って駅構内で幾ばくかの伊勢土産を購入したら、宿のある名古屋へ向けて近鉄特急に乗り込みました。
味噌処 友遊
次女は名古屋駅周辺をウロウロ見て回りたいということで、われら夫婦は宿に伊勢土産などの荷物を置いて身軽になってから宿周辺の居酒屋を物色。この時間こそが熟年夫婦の旅の愉しみ。
味噌文化の名古屋にぴったりな「味噌処 友遊」さんに白羽の矢を立て、えいや！と引き戸を開けました。
入ってすぐのカウンター上に昨年伊勢で飲んでその美味さにびっくりした「而今」が並んでいました。これは日本酒も存分に楽しめちゃうわけですね。
カウンターに通され、先ずはお通しと美味しい生ビールで宴の開始。
判で押したように刺身三種盛りを注文。鰹と鯛と鮭だったかな記憶が...ま、新鮮で美味しかったのであります。
大根とすじ肉の味噌煮込み。う、う、美味い！生ビールおかわりください！
お店自慢の一品という焼き味噌。様々なお味の味噌を生野菜にディップしていただきます。妻がこれをいたく気に入りまして、生野菜をおかわりしておりました。
さてそろそろ日本酒の時間ということでやたらと男前で客あしらいも見事な店員さんに三重は鈴鹿で作られている日本酒『作（ざく）』を注いでいただきました。（参考リンク：作 | 清水清三郎商店）而今と迷いましたが、飲んだことのない地のお酒（ここは愛知だけど）を飲みたかったので。
先ずは作の飲み比べを注文。数種類の作の中から恵・雅・奏のオススメ3種を選んでいただきました。3つともやたら美味しいお酒でしたが、個人的には旨味たっぷりだけど癖が無くてすっきりと味わえる恵が好きでした。妻は雅が気に入ってました。
最後の最後に「八丁味噌おでん」を頼みました。さすが名古屋というか、味噌文化の地ですね、もうこれ美味しすぎ。作、おかわりください！
非常に大当たりのお店でした！お料理とお酒は美味しいし、なにより接客が素晴らしいんですよ。どんどんお客さんが増えて忙しくなっても、「ちゃんと料理やお酒は足りてるかな？」ってタイミングよく何度も笑顔で覗きに来てくれるんです。そしてお勘定を終えて寒い外に出るタイミングで「ありがとうございました、お気をつけて」と温かいカイロを手渡してくれました。こんな接客してもらったらまた来なくちゃです。名古屋に行ったら次もここに決まりです。
後編へ続く
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